二百年以上も前のフランス革命のインパクトについて、今も歴史学者たちが論争していることを鑑みると、我々がコンピュータ――たったの50歳に過ぎないもの――のインパクトを完全に解釈できるようになるには長い時間がかかるだろう。我々はその歴史に組み込まれすぎているし、それは我々の中に――生まれたときから死ぬ瞬間まで――あるのだ。それでも挑戦はすべきだろう。コンピュータを目に見える里程標とすること、つまりこの本が可能にしていることは、昔に立ち返り、それを異なる文脈で解釈することだ。時の流れに置き去りにされた他とは無関係な物体としてではなく、深く豊かな歴史を持つものとして。 ―Dag Spicer(Computer History Museum上級学芸員)