『CORE MEMORY ヴィンテージコンピュータの美』再読

 苦し紛れ。日本語版デザイン 矢部政人

Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美

Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美

  • 作者:John Alderman
  • 発売日: 2008/02/26
  • メディア: 大型本
 
Core Memory: A Visual Survey of Vintage Computers

Core Memory: A Visual Survey of Vintage Computers

  • 作者:Alderman, John
  • 発売日: 2007/05/10
  • メディア: ハードカバー
 

Core memory : ヴィンテージコンピュータの美 (オライリー・ジャパン): 2008|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

奥付の作者紹介によると、写真家は「ギークであることを誇りとする」そうで、文を書いた人はオンライン音楽初期爆発の歴史を書いた本でニューヨークタイムズの2002年度の何かに選ばれたそうで、訳者は沖縄在住(当時)で日本野人の会名誉CEO。

ギーク - Wikipedia

はてなスタッフシリコンバレーで見学したという、Google最初の運用サーバの写真があるというので買いました。木製ラックと聞いてたんですが、そこまで写ってません。

とりあえず帯が大きいです。

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人のつくりしもの。 「コンピュータも他の人工物と同じように人間により作られ、それを作った人々の強さと弱さ、賢さと愚かしさを反映する」 Computer History Museum(シリコンバレー)が所蔵しているヴィンテージコンピュータをユニークな手法で撮影。誰も見たことがない圧倒的な質感とディテールで、50年に及ぶ計算機の進化を映し出す。ENIAC、UNIVAC 1、IBM Sysem/360、DEC PDP-8、Altair 8800、Cray、Apple Ⅰ、そしてGoogle最初の運用サーバまで、30数台のコンピュータを収録。 O REILLY®オライリージャパン

で、背表紙のタイトルが違います。なんくるないさー。

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CORE MEMORY 計算機の美

裏表紙。夜明け前に撮ったので露光が不足しました。

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二百年以上も前のフランス革命インパクトについて、今も歴史学者たちが論争していることを鑑みると、我々がコンピュータ――たったの50歳に過ぎないもの――のインパクトを完全に解釈できるようになるには長い時間がかかるだろう。我々はその歴史に組み込まれすぎているし、それは我々の中に――生まれたときから死ぬ瞬間まで――あるのだ。それでも挑戦はすべきだろう。コンピュータを目に見える里程標とすること、つまりこの本が可能にしていることは、昔に立ち返り、それを異なる文脈で解釈することだ。時の流れに置き去りにされた他とは無関係な物体としてではなく、深く豊かな歴史を持つものとして。 ―Dag Spicer(Computer History Museum上級学芸員

しかし大きい帯です。オーム社頑張った。

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グーグルサーバはこんな感じ。ページを開くとアップです。

この手の資料は、国内ベンダ各社も持っていて、ウェブで公開などもしていたと思います。各社の広報も把握しているかも。大手広告会社からベンダへの出向社員は知らなさそうですが、彼らは宣伝・企画なので部署が違う。以上