「燕市産業史料館展覧会 第40回記念特別展 世界のスプーン展」図録(同企画展はその後も開催されており、この回は初回)再読

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平成8年の「世界のスプーン展」図録。同館は昭和48年の開館以降、企画展についても、燕の手仕事展を23回開くなど、まあまあ活発に行ってきたそうで、それの第40回を記念して、伊藤豊成という医師兼画家の方のスプーンコレクターのコレクション約五千点から660点を選び出して展示したそうです。その後も同展は続けられ、通算回数は分からねど、昨年も京都の別のスプーンコレクターの方のコレクションから「世界のスプーン展」を開いています。

この図録の回は、「ローマ時代の金スプーン」「唐代のいろいろなスプーン」「ペルシャの古いスプーン」「プリカジュール」「アジア・アフリカのスプーン」など数ジャンルに分けて展示したそうで、展示品の選定にあたっては、日本洋食器工業組合理事長青柳芳郎氏、日本洋食器工業組合専務理事大橋清氏が協力されたとか。展示レイアウトやデザインに関しての協力者含め、「ごあいさつ」に館長から謝辞が述べられています。

コレクターの方の「展示会開催によせて」も巻頭に収録。

Plique-à-jour - Wikipedia

この展示会部分ではなかったですが、最新テクノロジーのスプーンということで、チタン合金製スプーンが別の場所に飾られていました。

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裏表紙の絵スプーン拡大。

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世界じゅうのスプーンなので、巻末に世界史年表があります。

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史料館のパンフ。

なぜ燕三条に行ったかというと、何故か奥羽越列藩同盟にひかれるものがあって、それと、ここの地方競馬はとっくに廃止されていたのですが、それを知らず、地方競馬を一回見てみようと思って行きました。むかしは芸者もいて賑やかでしたとかいろいろ土地の話も聞きましたし、細麺のむかしながらのスープのラーメンも食べましたが、すべては光芒の彼方です。当時既にここはスイカパスモが使えました。その後千葉県で使えずたいそう困惑して、「新潟で使えて千葉で使えないなんて、そんなバカなことがあるかっ!」と吠えた記憶があります。以上