その辺にあった本を借りなおして読みました。装丁・装画 玉村幸子(N/T WORKS) 編集 杉田淳子(go passion) 毎日グラフに1977年に連載した「味の雑記帖」を1978年10月に『つれづれの味』というタイトルで北洋社から刊行したのを、河出が改題して一部修正して復刊したとのこと。
東京生まれ牛久育ちとのことですが、本書には特に茨城県の特産物は出ません。なにぶんにも1978年の本ですので、登場するお店が現存するかどうかは運次第な面もあると思います。
頁16、マリオンクレープ開店の記事 ⇒健在。
慶応經濟出身でパリで演劇を学んできた創業者は、昨年の記事ではまだ社長職でしたが、いま会社概要を見ると、ほかの方に代表取締役を譲られているようです。
頁17ほか、青山のスーパー紀ノ国屋 ⇒健在。
紀ノ国屋 インターナショナル(青山店) | 店舗情報 | 紀ノ国屋
頁29、浅草六区野外ステージそばのコーヒー屋。イニシャルのみ ⇒検索しませんでした。
頁34、あるデパートのお好み食堂 ⇒検索しませんでした。
頁43、伊豆爪木崎の茶店 ⇒検索しませんでした。
頁44、東日ビル十七階チェコスロバキアレストラン「キャッスル・プラハ」 ⇒現存せず。ビルも六本木ヒルズノースタワーに。ソウルに同名のレストランあり。
頁55、沼袋駅の炭火焼きの焼豆腐の店 ⇒検索しませんでした。
頁71、タブラオという、スペイン料理を楽しみながら踊りが見られるジャンルの店「パティオ・フラメンコ」 ⇒2000年まで。
小松原庸子スペイン舞踊団 > ソル・デ・エスパーニャについて
頁78、お揚げをふたつに切らずに稲荷寿司にする北鎌倉「光泉」 ⇒健在。
頁87、岩淵啓介『ジャガイモ』(北海道テレビ)によると、マリー・アンントワネットは、じゃがいもの花を髪飾りにして楽しんでいたとか。
頁91、サントリー美術館 ⇒健在。
頁93、横浜大桟橋ぎわにあるレストラン「S」 ⇒健在。一度行きたいと思いつつ、まだ行ったことがありません。
頁102、駿河台下「さゝま」 ⇒健在。
頁117、鎌倉小町心々庵 ⇒健在。
頁117、鎌倉コアンドル ⇒健在。
頁117、鎌倉イワタ ⇒健在。
ほか、五軒くらい店が紹介されていて、そこまで検索してません。
頁121、元町と中華街の間、ベティスキッチンとハンサ ⇒既に閉店した店の記憶を書いています。
頁131、本郷ルオーのカレー ⇒健在。
この辺の頁の、三等車と二等車で水タンクの量がちがうとか、山田洋次監督の近所の店とか、醤油屋さんは割愛。
頁151、日銀社員食堂のテーブルには白いご飯に振りかけるごま塩が常備 ⇒検索してません。
頁154、山手十番館 ⇒健在。
頁163、新橋の翠園酒家 ⇒2006年閉店。
新橋の翠園(jadegarden)はなぜ閉店したのですか? - あのお店の飲... - Yahoo!知恵袋
頁180、文京区妻恋坂の和菓子店 ⇒検索しませんでした。
頁186、飯倉のアルファ・キュービックハウス一階の「キャフェ」 ⇒たぶんないです。
頁186、静岡のイタリア料理店 ⇒検索しませんでした。
頁205、武蔵野「壺中房」開店 ⇒ほかのお店に継承されたようです。
多くの店が健在で、かえって驚きました。スカンディヤが簡単に特定出来るのにイニシャルで不思議でした。そのほか、おうちで料理作る話が三分の一ほどあります。手間がかかりそうですが、さといもごはんがおいしそうでした。たんぽぽは、たぶん食べれないだろうなあ。ひゆを食べようとして、喉を通らなかったことがあるので。以上