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<初出>第1話~最終話……たそがれ食堂vol.2~14 巻末おまけまんがとあとがき、謝辞あり。
この人の漫画はよくその辺に転がってるのですが、特に読まないです。今日はたまたま。
この人は、よくもまあ、1988年のデビューから一個も変わらず、ここまで続けられたものだと感慨深いというか、よほどの強運と、ブレない勇気と精神力、タフネスぶりがあるのだろうと思います。人間がパワースポットかもしれない。
ベタを自分で塗って、他人に髪のツヤとか出させないとか、ベタのない髪もブロンドのテカリとかいれさせないとか、眼の虹彩もそれに準じるとか、頁81から82へのコマ割りとか。
頁7
「この前借りた本」
「もう読んだんだ 早!!」
「昨日家帰って読み始めたら途中でやめられなかったよ 先が気になりすぎて」
「何時までかかったのさ 寝ろよ」
「3時くらい? さきちゃんは途中でやめられたの?」
「早く終わっちゃうとつまんないからキリのいいとこでがまんするの(ぐっと)そしたら面白さ倍増」
「それでつまんなかったときは?」
「悲しみの海に沈むよ すなおに」
「あー ガッカリ感も倍増だね」
こんな会話。
頁52
「兄がいつもお世話になってます」
「えーと ほんとに妹さん?」
「はい 残念ながら」
「隠さなくていいんですよ?」
「どこに隠す必要が!!」
「ハッ ご両親は再婚!?」
「いやしてねーし」
たぶん昔は、「3」の形の口は描いてなかったと思います。「頼りは休みにヒマな独身の友達」(頁48)とか、いろいろヒドいですが、しかたない。綾川スクランブルという料理が出ますが、私が作るスクランブルエッグも近いです。ただし、私の場合、まず油を熱したところでトウガラシを入れる。以上