|企画展|華やぐ舞台と女性 ~新春 押絵羽子板とともに~ "Flowery Women on the Stage in Kiyokata's Works ~With New Year Oshie Hagoita (Oshie battledore)~ " 鎌倉市鏑木清方記念美術館 KAMAKURA CITY KABURAKI KIYOKATA MEMORIAL ART MUSEUM

青春18きっぷを使わねばいけないので、ザギンに用事があったのと合わせて、八王子と鎌倉の美術展をハシゴすれば一日ぶんはモトがとれるかなと思って見たです。こっちは九時開館、八王子は十時開館でしたので、こっちを先に見る予定でしたが、家であれこれやってたら逆回りになりました。これを見終えてそそくさと帰ろうとして(鎌倉は高いので飲食しようとは思わず)人身事故で横須賀線東海道がとまりかけて、間一髪で乗り継いで帰宅しました。それがなければ、大船で銭湯行ってそばたぐって、などと考えていたのですが。

羽子板は後期の展示だそうで、前期にはありませんでした。

「狐狗狸」という、こっくりさんをやる絵があり、三人の指がべつべつでしたので、そういうのもあったのかと思いました。

すごろくが三種類展示してあり、美人風俗すごろく(1913年)は複製を売ってたので買いました。後で見返すと、美人といいつつ、玉藻とか八百屋お七とか清姫とか、ヒトクセもふたくせもある美人ばっかしでした。軍国をんなすごろく(1915年)はまあアレですが、新案すごろく当世二筋道(1907年)というのが、翔んでる女大正バージョンというか、職業婦人や学問をすなる女性の、カイジ第二部みたいなロードマップを描いていて、とにかくすぐ「堕落」という目が出て、身を持ち崩したり苦界に落ちたりなんだりするので、こりゃ大変だと思いました。

「戻り橋の小百合」という口絵が、この人には珍しく、目元ぱっちりで、小沢真珠みたいな女性を描いていて、へえと思いました。

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撮影可の、常設の仕事場再現コーナー。

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撮影可の、常設の画材一覧コーナー。

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常設の、撮影可の画具コーナー。

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同。

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庭の紫陽花の芽。

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なんでもない一瞬が、なによりも美しい。 没後五〇年 鏑木清方展  Kaburaki Kiyokata A Retrospective 2022.3.18-5.8 東京国立近代美術館 The National Museum of Modern Art. Tokyo KIYOKATA

最初の予告時点の2019年秋には、コロナカなぞ想像も出来なかったです。花も嵐も踏み越えて、来春開催乞うご期待という。行けると、信じてますが、延期されても泣きません。以上

【後報】

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(2022/1/6)