週刊少年サンデー2021年第19號、第20号、第22・23合併号～26号、第28号～第31号、第33号掲載。
●ILLUSTRATION／小山愛子（作者）
●DESIGN／徳重 甫＋ベイブリッジ・スタジオ
連載担当／庄司昂平
単行本編集／庄司昂平／久保田滋夫／布瀬川昌範(アイプロダクション)
企画協力／三枝桃子
「戦前」と読んだので、意味が分からず相当悩みました。お抹茶をたてることを「点茶」と言うそうで、それをする人と運ぶ人、というスキームでしょうか。後述のほかのことば同様、これも個人の方のブログしか出ず、それで判断しました。WikipediaとかコトバンクとかIT用語辞典とかPIXIV百科事典とかニコニコ大百科はすべて、お茶屋さん遊びしてへん（金銭的理由か？）人ばかりなのかもしれません。
頁9「別にみんなと会えれへんこともおへんし」なんかおかしーなーと思いつつ読んで、さっき写そうとしたら、我知らず「別にみんなと会われへんこともおへんし」と打ち込んでいて、そうか、そういうことかと思いました。慣れ親しんだ言い方でないので、ぎこちなさを感じた。当方、エセ関西弁使いなのに、えらいすんません。というか、舞妓もたいてい関西以外の地方出身者で、後天的に関西弁を学習してるので、メガネ先輩の関西弁がぎこちなくてもいいのかもしれません。（でも西日本なら、幼少時から関西キー局のテレビを見てるから、ある程度やろうと思えば出てくる気もします）というか百子ねえさんも一ヶ所ぎこちなかった気がしますので、祇園ことば指導が交代したのかもしれません。
関係ないけど、コロナでリアル舞妓さんを街で見る機会が激減したので、こんな企画が通った気がします。インバウンドが写メとりまくる前を涼しい顔して歩かなければいけなかった時代には、こんな企画出してもボツ確実だったかと。
頁42、コップの水が減ってるのを水差し片手に巡回して目ざとく見つけて、「お注ぎします」って言う接客って、もう過去にした方がよいように思ってます。街中に自販機もコンビニもあふれてるし、だいたいお客が水をガブ飲みしそうな料理の店だったら、最初からテーブルに水差しごと水を置けばいい。現代では、コップの水が減ってても、「お水ください」って言われたら注ぐくらいのが、わずらわしさを感じさせない「ほっとかれる接客」でいいんだろうなと思ってます。
それと関係なしに、ソフトドリンクの注文欲しさにわざと水を出さない（セルフという設定だが、ウォーターサーバーも貼り紙も分かりにくいところにある）お店が、立地はいいのにマイナスだと思ってます。今は改善したんだろうか。トルソックビビンバの器でフォーを出す、謎のベトナム料理店。
頁63。ほかでも同じ話を聞いたことがあるようなないような。
頁87。ラブリー利他、と呼んでますが、度が過ぎてもいけないと思ってます。自助とは、自分を助けること。それ以外のなにものでもない。
頁104、「足洗い」の意味が分からず検索しましたが、祇園をどりや都をどりを見た人が、やっぱり分からず、後で舞妓から教えてもらったとかそういうブログだけ出ました。用語集とかそういうのは出ず。このまんがは注とかないので、サンデー連載時は読者どうしてたんだろうと思いました。今の子はデジタルネイティヴだから、読みながら検索かけてたんだろうか。
ケガが後を引かなくてよかったですが、野郎の場合、頁119を言うのは、洋食屋を選んで、よかったと言える時だと思います。と思ったら、イラッと来た先輩に先に言われた。
頁109、タケノコ料理というと、好きでも何でもないのですが、こんな料理もあるでよと言いたいがために人に食べさせてみたい、タイのスプノーマイを思い出します。クセが強いので、タイレストランでもオーダー時に念押しするくらいなので、にんにくも食べれない舞妓さんには無理筋と思います。
頁83でも「ちっちゃいまかないさん」と言われるようになり、連載当初は、短髪でほｔっとぱんつの着たきりだからか、大柄な子だと思っていたのですが、頭身もこの巻ではほぼほぼ低く描かれるようになり、そんで実写化ではもちろん、すーちゃん役の人より身長の低い子になるんだろうなと思いますが、トム・クルーズが共演者より背が低く見えないようにふるまえるのと同様、そこはどうとでもなるのかもしれません。榮倉奈々という役者さんを私はタッパのある人だと思ってますが（170cm）「働かないと決めた日」というドラマ*1で杏と共演した時、杏のほうが背が低く見えてたのですが、プロフィールを見ると杏は171cmで、ぜんぜん低くないじゃんと思ったです。
以上
*1:2ちゃんでそういうギャグがありました
