『妻はサバイバー』"My Wife Is A Survivor."note期間限定全文公開 読了

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約20年は長いです。「スジがいい」「スジが悪い」という言葉を思い出しました。長期入院で酒が抜けてから抗酒剤投入というセオリーが作れなかったがゆえのこの投薬タイミングだったんだろうと考えます。突然のお別れというかたちにならなかった僥倖幸運についても、全く関係ないし見てもいないのですが、今日クローズアップ現代でやってたというモーニング元編集次長の事件(ヤフコメでは番組の視点とは真逆の意見が相次いでるようです)をふと思い出して、検索しました。以上

【後報】

ふと、この配偶者の人は、女性だけのシェルターというか施設に行って、イネーブラーとの関係を断ち切るという、そういう専門家からの助言等々はなかったのだろうかと思いました。自助グループにもそんなに顔を出さない感じなので、本人は必死で抵抗しそうですが。「恥」とか「見栄」とか「プライド」と、実利の兼ね合いでしょうか。引きはがしを法外な手数料で行う悪のNPO法人も紹介されてますが、そうでない施設もあるだろうと。また、底をつかないと回復が始まらないのも事実かと。本書、「底つき」という単語がないように思いました。当事者でなく家族なので、出にくいかもしれませんが。

ただ、自助グループに家族として行って、施設で暮らす女性の話すことを聞き、だいたいこういうのは女性の方が未練がなくてさばさばしてますので、あれだけ尽くしたのに過去の思い出として「ちょっとかわいそうだったかな」くらいに語られてはかなんという想いが著者にあるのかどうかとも思いました。

(2022/4/23)