「紙上の静物たち」"Speaking Still Lifes"(町田市立国際版画美術館ミニ企画展)"MACHIDA CITY MUSEUM OF GRAPHIC ARTS" Mini exhibition

紙上の静物たち Speaking Still Lifes 常設展示室 ミニ企画展 第1期 入場無料 2022年4月13日㈬~7月10日㈰

ふつうに見ておりましたが、盧治平という上海の人の名前のルビが「るじぴん」で、それはマンダリン(の読売新聞ルール)、日本語の音読みでは「ろちへい」だろーと思いました。

卢治平_百度百科

それくらいです。

 絵画のジャンルのひとつとして親しまれている静物画の始まりは、17世紀のヨーロッパにまでさかのぼります。人々が織りなす物語場面に添えられていた様々なモチーフが、この時代に独立したテーマとして一枚の絵に描かれ始めたのです。

 「死せる自然」とも呼ばれる静物画は、西洋の絵画ジャンルの中で長らく低い地位にありました。一方で、見慣れたモノを絵の主題とするからこそ、モチーフの組み合わせ方や描き方にあらわれる時代・地域の違いや作者の個性などが際立ちます。さらに版画の場合は、木版や銅版といった技法の違いも見どころでしょう。モチーフの親しみやすさと表現の多彩さに、静物画の魅力があるといえるのです。

 本展では花や果実などを対象とする一般的な静物画だけではなく、器物の装飾デザインとして作られた版画、作者の手やまなざしによって物言わぬモノが語りだすかのような存在感をもつ作品など、約40点を紹介します。紙上でたたずむ様々なモノたちの閑談をお楽しみください。

上記は作品リストの序文。以上