上のはてブが目についたので、読みました。作者がむかしはてなダイアリーをやっていて、まだそれが残ってますし、そうした親和性もあって、新作が出るとそれなりにはてブがついたりするんですね。私も、この人のマンガの最初ははてブの『恋はインボイス』でした。要するにニワカ。
公式は上のように貼れたのですが、無料公開終了後、どのように表示が変わるのか、楽しみです。
1巻と2巻と7巻とシーズン8の最初の話くらいしか読んでないので、なんで部長が下宿してる高校生なのかさっぱり分かってないです。自宅生でないことすら気づいてないかった。すでにアパートかマンションに邦キチを連れ込んでたかどうかは知りません。たぶんまだじゃいかな。テンガとエロゲを見られたくないので、邦キチをアパートには入れてないと推測。今後、外食ばかりじゃ栄養が偏りますよと言って邦キチが殺人手料理をふるまいに訪れる伏線がやりたいのか、あだちみつるまんがのように「ムフフ」と言ったり、別のまんがのように「モッコリ」などなど、の古典復興を目指したいのかも。
あるいは、高校が佐久長聖のような完全全寮制なのかもしれないと思いました。作者の郷里の岡山だと、そんなに寮のある高校って、珍しくないというイメージが私にはあります。岡山や広島の知人が寮のある高校だったので。神奈川だと珍しいのですが、東京はどうだろう。江國香織の下記小説には、神奈川の全寮制の学校が出ましたが、女子高でした。しかも今はもうない。
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この漫画は、ブッコフで買った1巻と2巻を、中国人の店員さんがいて、サブカル受けもしそうなとこにあげてしまへと思案投げ首して、某喫茶店に謹呈したのですが、当の中国人店員サンが作中のおかしな中国語にどうツッコミを入れるのかは確認出来ず。
1巻頁124。
2巻頁146。
店の常連の映画監督の人がおかしがって笑いながら読んだそうです。7巻はオナクラクンにあげました。猫に小判。
でまあ2本目が台湾映画で、やっぱり私には理解出来ない中国語が出ます。
火佛修一心薩嘸哞
〈佛〉はホーロー語だけ「ブッ」と聞こえるようで、ほかはだいたいf音ですので、「ホッ」というルビを振ってるのはご愛敬で、日本もそのうちf音とh音の聞き分けをする時代が来るさ、で終わらしました。
で、〈修〉を「シォン」にしたのは聞きまつがいと思われますが、問題は「心薩」です。
公式の字幕でも、アルファベットでは下記に書かれています。
火佛修一心薩嘸哞
"HOU-HO-XIU-YI, SI-SEI-WU-MA."
〈佛〉がf音でなくh音で書いてあるので、あえて考えると、福建麺fujianmianが東南アジアでホッケンミーになるような転調で理解するしかなく、牛の鳴き声でしか使われない「んもぉ~」の〈哞〉を「マ」と読まれても、呪術だとそういうこともあろうでFAなのですが、「心薩」が分からない。特に〈薩〉"sa"「サァ」と読むものだとばかり思っていたので、公式で堂々と「セイ」と書かれてしまうと、困ってまうです。
普通話の"huo3 fo2 xiu1 yi1 xin1 sa4 wu2 mou1"、國語のㄏㄨㄛˇㄈㄛㄒㄧㄡㄧ ㄒㄧㄣㄙㄚˋㄈㄨˇㄇㄡでないお経になんの疑問も抱かない漢族大衆のほうがよっぽどこわい、と書いてから、ふと〈嘸〉を検索したら、この字がまた、おもに上海方言でしか使わない字らしくて、台湾からすると、やはり上海方言は魔界で鬼門なのかとひとしきり(「悲情城市」で、閔南語と上海語で意思疎通が出来ないので、広東語の通訳を立てて、その時の通訳同士がのちに鉄火場の便所でばったり遭って、ポッカーと言って挑発した次のカットでもう血だらけで殺されてる場面は実に秀逸)
1本目は漫画サンデーが2013年に休刊していたことを知らなかったのがまずひとつ。ゴラクと漫画タイムスが、今コンビニの雑誌棚に並んでいる大人マンガ誌なんですね。
もうひとつは、新田たつお先生のもう一つの代表作が『こちら凡人組』でなくこれになってること。岡田斗司夫ならそこで『怪人アッカーマン』が真の代表作、と動画で滔々と述べるのでしょうが… むかしのマンガ評論を見ると、おどろくほど多くの「漫画評論家」なるぁゃιぃ肩書の人々が『怪人アッカーマン』に言及しています。何がそんなに目新しかったのか。今となっては、埋もれた遺跡から古代人の思考を探るのは難しい。
たぶん、今の世に出しても可な作品だけがかろうじて電子化されているのだろうと。また、なぜアッカーマンという名前が東瀛を席捲したかというと、下記の人がいたから。
日本語版ウィキペディアに、新田たつおのアッカーマンは彼からと、はっきり書かれてました。さすが、サブカルに超強いと言われる日本語版ウィキペディアの面目躍如。
下記はたぶん無関係です。
以上