『東京都北区赤羽』❹"TOKYO-TO KITA-KU AKABANE"(Akabane, Kita Ward, Tokyo)vol.4 by TORŪ SEINO (GA COMICS SPECIAL) 読了

東京都北区赤羽 - Wikipedia

装丁 山口明(ROCKERS)+I'll Products 連載担当 石井淳 単行本編集 石井淳、山口陽子

まだこの巻にもワニダという人は出ません。ブッコフで買ったGA COMICS SPECIAL  1~5とウヒョッ1のうち、これまでの巻は帯がありましたが、この巻はなくて、かわりに下のカードがはさまってました。

赤羽駅祝125周年 赤羽駅と牧 ほんの10周年前までの赤羽駅は、コンクリートむき出しの暗い迷路みたいな雰囲気だった覚えがあります。あと、西口と東口を結ぶ「開かずの踏切」。苛立ちながら待ったものです。それが今では見る影もなくお綺麗に、そして便利になられて… もちろん、今の赤羽駅も昔の赤羽駅も大好きです。大好きですとも。おめでとう赤羽!!!©清野とおる/Bbmf 清野とおる

私は相変わらず先入観というか、模造記憶があるので、この巻に出て来るダイエーフードコートの話を、西友の話だとばかり思い込んでました。今読み返したらダイエーだった。この話は、往時を思い返してよかったのですが(最近テレビ放送された映画「容疑者Xの献身」を見ていて、隅田川べりに立ち並ぶホームレスのブルーシート住居群を見ている時のような感覚)週刊アクション再開時にトピックスのひとつとされた殺人指名手配犯遭遇ネタなど、けっこうちんまりとしているのだなと思いました。

この巻の北赤羽の小料理屋と前巻のゴミ小料理屋がよく脳内でごっちゃになります。

この巻で名物店主の半生が明らかになり、バツ6、子ども6人孫2人まで分かるのですが、まあ、私は引きました。やっぱりこういう人かと。初体験やAV出演歴(作品はこの時点では著者未入手)のうちいくつかは、本人が嬉々として語ったんだろうなあと。

この次の巻くらいからは、描かれることで有名になった人たちからの、意識した行動や、作者のプライベートへの浸食(逆襲)が始まる(ホームレス除く)ので、あまり読んで気分はよろしくないです。このマンガが赤羽の飲食店に常備されてると、アマゾンレビューなどには書いてあって、それはまあいいのですが、当のアマゾンレビューの、なんでも消費し尽くす大衆の暴風のような褒め殺しの山に、恐ろしさを感じてなりません。以上