- 作者: イタロカルヴィーノ,Italo Calvino,和田忠彦
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/08
- メディア: 文庫
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Italo Calvino: Letters, 1941-1985
- 作者: Italo Calvino,Michael Wood,Martin McLaughlin
- 出版社/メーカー: Princeton Univ Pr
- 発売日: 2013/06/17
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魔法の庭ものがたり16 空色ハーブのふしぎなききめ (ポプラ物語館)
- 作者: あんびるやすこ
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2014/10/22
- メディア: 単行本
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例の、レジスタンス時代のものが多いです。
ファシストとパルチザン ――内戦でないと魔術的リアリズムは精彩を欠くのでしょうか。
イタリアの場合は、まだ、ユーゴのように、チェトニックとウスタシがそれぞれ、
セルビアとクロアチアという別民族カテと重なるといったことがなかっただけ、
マシなのかもしれない。
考えると、インテルミラノは戦後もファシスト党員のサポが多かったんですよね。
よく今長友がいるよ、と、ときどき思い出しては隔世の感を持ちます。
初期のカルヴィーノはやっぱり好きです。
祖先三部作も好きですが。
祖先三部作と言えば、張藝謀の祖先三部作『初恋の来た道』『至福の時』『あの子を探して』、
“我的父親母親”を『初恋の来た道』にしたのは別によいのですが、
改革開放から落後する大後方の農村を描いた“一個都不能少”は、
当初『みんなでいこう』の仮題でしたし、直訳すると、「ひとりも欠けてはならない」ですから、
これはそのまま直訳して邦題にしてほしかったです。
この後のチャン・イーモウはヒーローとか十面埋伏とか、
モリ・ハナエデザインの服を着た豪華映画を撮って、高倉健の映画を撮って、
ペキン五輪の演出でCG花火をして、いま何をやってんのかな、と思います。
栗鼠のようなカルヴィーノの生き方をなぞることは難しい。以上