読書

『ラスベガスのチャーリー』"Las Vegas Charley" 『ヒサエ・ヤマモト作品集 -「十七文字」ほか十八編-』"Seventeen Syllables and Other Stories." by Hisaye Yamamoto. Introduction by King-Kok Cheung. Revised and expanded ed. 読了

Primary Source : Arizona Quarterly 17 (1961) : 303-322. 作者によると、ラスヴェガス在住の日本人はあまりいないそうで、そもそもこの沙漠の人工都市じしんが、この国の建国精神、清教徒の流儀への最大の抵抗であろう。そんな街に住んでる日本人は、たい…

『団塊ひとりぼっち』"NODULE (=baby boomer in Japan) ALONE"(文春新書)読了

山口文憲さんの本も少し読もうかなあと思って読んだ本です。この辺の人たちは読書量に裏打ちされた文を書くわけですので、参考文献のなかに、これは読んだ方がいいかなあ、と思う本がなんぼでも出てきて、おえんです。「団塊」ということばのこの意味での名…

『まぶた』"MABUTA"( =eyelid, eyelids ) by Ogawa Yoko(新潮文庫)読了

斎藤真一装画の小川洋子小説『シュガー・タイム』を読んで感銘を受け、この人の弟について検索すると、『偶然の祝福』を読むべし、ということになり、しかしそれを読むには、事前に『バックストローク』を読んでおいた方がいいということで、『バックストロ…

『朝の雨』"Morning Rain"『ヒサエ・ヤマモト作品集 -「十七文字」ほか十八編-』"Seventeen Syllables and Other Stories." by Hisaye Yamamoto. Introduction by King-Kok Cheung. Revised and expanded ed. 読了

Primary Source : Pacific Citizen 19 Dec.1952 : 4, 50. サンフランシスコで戦前からおかかえ庭師として働いているミスター・エンドウが、ロスに住む娘サダコ夫妻と孫(赤ちゃん)の顔を見にくる話。 ムコドノのハリーはあんまり日本語が得意でなく、おしゅ…

『春の宵』「안녕 주정뱅이」權汝宣著(Woman's Best 7 韓国女性文学シリーズ 4)読了

『春の宵』 クォン・ヨソン|韓国女性文学シリーズ|海外文学|書籍|書肆侃侃房 春の宵 Woman's Best 韓国女性文学シリーズ 作者:クォン・ヨソン Amazon カバー装画 佐藤ゆかり 編集 田島安江/池田雪 著者のカドカワから出てるエッセーを読んで、小説も読…

『起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡』"ENTREPRENEURIAL COURAGE : USEN Yasuhide Uno and the rise and fall of ventures." 読了

books.bunshun.jp 私はこの人の先代には興味がありますが、この人はよく知りませんでした。写真 アミタ マリ 装幀 関口聖司 「はじめに」はあるのですが、あとがきはありません。 起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡 (文春e-book) 作者:児玉 博 文…

『鎌倉ものがたり』(36) "KAMAKURA MONOGATARI" (ACTION COMICS) 読了

www.futabasha.co.jp 装幀=REVOdesign(ORIGINAL DESIGN 古澤隆人)コンビニで何度も見かけたのでなんとなく買ったマンガ。この漫画も長いですが、現在は「月刊まんがタウン」に連載されてるそうで、本巻には八話収録されてますが、2019年4月号から2021年6…

『飛騨一等航海士』"CHOFUSAR. HIDA" or "CHOHUSAR. HIDA"(徳間文庫)読了

谷 恒 生 1945年 東京都生まれ 飛騨一等航海士 十数年外国航路の貨物船に乗っているベテランの一等航海士・飛騨準一郎の船内での評判は、すこぶる悪い。陰気な眼と重い口とを持った彼は、たえず身体から酒気を漂わせているからだ。その上、三十五歳で独身と…

『ヨネコの地震』"Yoneko's Earthquake" 『ヒサエ・ヤマモト作品集 -「十七文字」ほか十八編-』"Seventeen Syllables and Other Stories." by Hisaye Yamamoto. Introduction by King-Kok Cheung. Revised and expanded ed. 読了

Primary Source : Furioso 6.1 (1951) : 5-16 私にとってはかなり分かりにくい小説でした。キリスト教。冒頭に無神論者宣言をする少女。表題の「地震」も、1933年のロングビーチ地震*1なのですが、キリスト教の原義に関する事柄なのかと思ったり。フィリピン…

『シュガータイム』"sugar time" by yoko ogawa 読了

中表紙 装画 斎藤真一 「マリ・クレール」1990年月号~1991年2月号連載 斎藤真一さんの挿絵の本ということで借りたのですが、表紙、裏表紙、中表紙以外イラストはありませんでした。連載時は毎回描いてたのかなあ。 文庫も中公文庫で、同じ絵の表紙です。 シ…

『祝婚歌』"Epithalamium"『ヒサエ・ヤマモト作品集 -「十七文字」ほか十八編-』"Seventeen Syllables and Other Stories." by Hisaye Yamamoto. Introduction by King-Kok Cheung. Revised and expanded ed. 読了

Primary Source : Carleton Miscellany 1.4 (1960) : 56-67 サンフランシスコ生まれの日系人女性が、ニューヨーク郊外のキリスト教関係の共同体で、イタリア系のアルコール依存症患者と結婚する話。 祝婚歌 - Wikipedia Epithalamium - Wikipedia ゼクシィと…

『茶色の家』"The Brown House" 『ヒサエ・ヤマモト作品集 -「十七文字」ほか十八編-』"Seventeen Syllables and Other Stories." by Hisaye Yamamoto. Introduction by King-Kok Cheung. Revised and expanded ed. 読了

Primary Source : Harper's Bazaar Oct. 1951 : 166, 283-284 つましく商品作物を栽培する(ストロベリーファームを営む)日系人夫婦(子だくさん)のハズが、強迫的ギャンブラーになるまで。宿六が茶色の家でギャンブルに興じている間、妻と子どもは前に止…

『香港は路の上』"Hong Kong is on the road. " by Hani Mio(徳間文庫)読了

シンジンイーアールサンさんが香港の雑誌「九十年代」に書いた記事をまとめた《鬼話連篇》のさいごのルポが羽仁未央という人についてで、私はこの人を知りませんでしたので、何か一冊読もうかと讀んだ本。 stantsiya-iriya.hatenablog.com 羽仁未央 - Wikipe…

『ウィルシャー通りのバス』"Wilshire Bus" 『ヒサエ・ヤマモト作品集 -「十七文字」ほか十八編-』"Seventeen Syllables and Other Stories." by Hisaye Yamamoto. Introduction by King-Kok Cheung. Revised and expanded ed. 読了

Wilshire Boulevard - Wikipedia Primary Source : Pacific Citizen 23 Dec.1950 : 17,22 傷痍軍人の主人というか復員後も戦場の傷が思わしくないハズが入院する病院まで、ロスのダウンタウンから太平洋まで続くウィルシャー通りを、長い長い乗り合いバスに…

『アフリカ ないしょだけど ほんとだよ』"Africa, It ’s a secret, but it ’s true."(おはなしボンボン 4)読了

www.poplar.co.jp 『ピン・ポン・バス』の作者の絵本を見て、ヘーアフリカと思って借りました。デモジャンピングバスの話ではなく、アフリカに住むどうぶつのホラばなしでした。アフリカにすむ人間の話でもないかったです。 編集 郷内 厚子 竹下文子 - Wikip…

『ミス・ササガワラ伝説』"The Legend of Miss Sasagawara." 『ヒサエ・ヤマモト作品集 -「十七文字」ほか十八編-』"Seventeen Syllables and Other Stories." by Hisaye Yamamoto. Revised and expanded ed. 読了

Primary Source : Kenyon Review 12.1(1st. Dec? 12. Jan?)1950 : 99-114 ヒサエ・ヤマモト作品集 : 「十七文字」ほか十八編 (南雲堂フェニックス): 2008|書誌詳細|国立国会図書館サーチ ヒサエ・ヤマモト - Wikipedia Hisaye Yamamoto - Wikipedia 私…

『世俗を生きる出家者たち ―上座仏教徒社会ミャンマーにおける出家生活の民族誌』"Monks in a Secular World: The Ethnography of the Life of a Monk in the Theravada Buddhist Society of Myanmar." by Kuramoto Ryosuke Published in Kyoto: Hozokan, 2014, 305p. 読了

X僧院は、なぜ「森の教学僧院」という無謀な挑戦に乗り出したのか―― 「森」こそが律遵守の出家生活を行うのに相応しい。そのためにあえて経済的な不利益よりも修行の利益を優先し、在家者の居住空間から離れる。それがX長老と在家の支援者たちの決断だった。…

『十七文字』"Seventeen Syllables." 『ヒサエ・ヤマモト作品集 -「十七文字」ほか十八編-』"Seventeen Syllables and Other Stories." by Hisaye Yamamoto. Revised and expanded ed. 読了

Primary Source : Partisan Review Nov. 1949 : 1122-1134 ヒサエ・ヤマモト作品集 : 「十七文字」ほか十八編 (南雲堂フェニックス): 2008|書誌詳細|国立国会図書館サーチ ヒサエ・ヤマモト - Wikipedia Hisaye Yamamoto - Wikipedia 表題作。重層的な構造…

『ハイヒール -回想-』"The High-Heeled Shoes, A Memoir." 『ヒサエ・ヤマモト作品集 -「十七文字」ほか十八編-』"Seventeen Syllables and Other Stories." by Hisaye Yamamoto. Revised and expanded ed. 読了

Primary Source : Partisan Review Oct. 1948 : 1079-1085. ヒサエ・ヤマモト作品集 : 「十七文字」ほか十八編 (南雲堂フェニックス): 2008|書誌詳細|国立国会図書館サーチ ヒサエ・ヤマモト - Wikipedia Hisaye Yamamoto - Wikipedia Partisan Review - W…

『ヒサエ・ヤマモト作品集 -「十七文字」ほか十八編-』"Seventeen Syllables and Other Stories." by Hisaye Yamamoto. Introduction by King-Kok Cheung. Revised and expanded ed. の序文と訳者あとがき読了

2021年5月4日に、アメリカ合衆国のグーグルロゴを飾った女性作家(日本は表示国に参加せず)の本ということで読みました。 https://www.google.com/doodles/celebrating-hisaye-yamamoto ヒサエ・ヤマモト作品集 : 「十七文字」ほか十八編 (南雲堂フェニック…

『舞妓さんちのまかないさん 17 』"Maiko-san Chi no Makanai-san" English Title:"Kiyo in Kyoto:From the Maiko House" (少年サンデーコミックススペシャル) 読了

表紙の鴨川がどのへんからどっち向きなのか、もうほんとキョロの土地勘が錆びついて、完全に分かりません。 舞妓さんちのまかないさん(17) (少年サンデーコミックス) 作者:小山愛子 小学館 Amazon 最初、もうだいぶ下の方の、七条とか九条のほうのカワバ…

『日本株式会社の顧問弁護士 村瀬二郎の「二つの祖国」』' "Two Homelands" by Jiro Murase, Corporate Lawyer of Japan Co., Ltd. '(文春新書)読了

著者の『テヘランからきた男 西田厚聰と東芝壊滅』を読んで、何かほかに著者の本を読もうと思って読んだ本。孫正義 / 三木谷浩史 / 堤清二の伝記を読んでもあれなので、これを読んでみました。USENの二代目?社長の伝記もありましたが、こっちは新書なので、…

『アメリカのパイを買って帰ろう 沖縄 58号線の向こうへ』"Let's Buy an American Pie and Go Home.「Okinawa」Beyond Route 58."読了

jimmys.co.jp jimmys.co.jp 作者が沖縄旅行した際、里帰りした沖縄人とおぼしき男性が、上記アップルパイを爆買いしてる場面に出くわした経験から、「異民族統治下」アメリカ世の沖縄に関するトピックを紡いだエッセーというかルポ。刊行時の2009年当時はア…

『片手袋研究入門 小さな落としものから読み解く都市と人』"The Introduction of Lost Glove Studies, From Small Drops Reading Cities and People" 読了

私も撮ってみた片手袋。左から、実用型重作業用田んぼ系/放置型軽作業用道路系/放置型重作業用道路系。 片手袋研究入門 作者:石井 公二 実業之日本社 Amazon 企画・編集/近江聖香(Plan Link) 装丁・本文デザイン・DTP/リボ真佑(TAGGY DESIGN) 進行/…

『ボタボタ』"bota bota" Paru Itagaki Presents(ニチブンコミックス)読了

帰宅時にコンビニで買ったマンガ。cover deign 関 善之 for VORALE inc. 「週刊漫画ゴラク」2020年12月~2021年2月掲載の表題作(完結)と、2018年9月掲載の読切『白ヒゲとボイン』、おまけまんが二ページ収録。今年の四月発行初版が九月末の今、コンビニに…

『斎藤真一放浪記』"The Wanderer, Shinichi Saito's Notebook"読了

この人が神沢利子さんとタッグを組んだ絵本『いないいないの国へ』を読んで衝撃を受け、欧州自転車旅行から何がどうしてこうした芸風、瞽女を描くようになったのか知りたいと思い、この本は自叙伝風のタイトルだったので読みました。 でも図書館のカウンター…

『マルタの鷹』"THE MALTESE FALCON" by Dashiell Hammett(創元推理文庫)読了

結城昌治さんの絡みで読みました。カバー写真・デザイン=矢島高光 マルタの鷹 - ダシール・ハメット/村上啓夫 訳|東京創元社 マルタの鷹 (創元推理文庫 130-2) 作者:ハメット 東京創元社 Amazon 特に深く考えずに、図書館所蔵のいちばん新しいのを借りた…

『もうすぐ絶滅するという煙草について』"About tobacco that will soon be extinct." 読了

松浦寿輝の本を図書館で探した時、これも出たので借りました。装幀 小口翔平+岩永香穂(tobufune) もうすぐ絶滅するという煙草について 作者:芥川龍之介,開高健,中島らも,内田樹,松浦寿輝,古井由吉,夏目漱石,久世光彦,浅田次郎,荒川洋治,原田宗典,米原万里…

相鉄瓦版 Sotetsu Kawaraban 第275号(2021年8月1日更新)特集|イライラの手放し方、 教えてください

特集 イライラの手放し方、 教えてください ◯世間体よりも大切なこと 料理愛好家 平野 レミ ◯「怒らない」ことで育まれるもの スポーツキャスター 益子 直美 ◯脳科学的 ストレスとの向き合い方 脳生理学者 有田 秀穂 相模大塚 相鉄瓦版 TOP 出ていたことを失…

ビッグコミック2021年8月増刊号掲載(諸星大二郎劇場26 Morohoshi Daijiro Theater Vol.26)アリスとシェエラザード|第6話『紅玉ルビーの首飾りの女』読了

冒頭柱文句 気が付くと、そこは奇妙な空間…"探し物”を請け負う彼女には、いつも危険が付きまとう。 表紙煽り文句 ここは、高貴な好奇者ものずきが集う場所… その恐怖に、首ったけになりませぬよう―――― 結末柱文句 首を突っ込み過ぎるのもほどほどに―― 今号も…