『古代中国の刑罰 髑髏されこうべが語るもの』(中公新書)読了

積ん読シリーズ 1995年の本なんですが、版元ウェブサイトに情報なし。中公は断絶ガー。帯のマーク=安野光雅 *この色の帯は歴史に関するもの 

古代中国の刑罰 : 髑髏が語るもの (中央公論社): 1995|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

帯写真は来月。

魔女がいない国の刑罰の体系を明らかにし、執行の実態を描く

中公新書 1252  

帯裏

洛陽南郊にある後漢時代の墓坑から出土した労役刑徒たちの多数の髑髏されこうべ、埋葬者の履歴・刑名を刻んだ磚レンガ西安郊外にある前漢皇帝景帝の陽陵付近から出土した刑具をつけた白骨遺体。湖北雲夢うんぼう県睡虎地すいこち出土の秦代官吏の遺骨とおびただしい竹簡。本書はこれらを地下からのメッセージとし、春秋公羊伝の伝義〈春秋の義〉を鑑かがみに、秦漢時代の刑罰がいかなる体系をもち、いかに執行されたかを明らかにし、さらに西欧と中国の刑罰の差異にも及ぶ。

 あんまり明らかになってないのですが、それはまあ置いておいて。髑髏という漢字が「されこうべ」で一発変換されないのに驚きました。「しゃれこうべ」でも出ないです。「どくろ」でしか出ない。うっかり「がいこつ」と入れると、「💀」もしくは「骸骨」が出ます。ドクロは、「☠」という絵文字も出ます。

帯裏のように、秦漢時代の刑罰に力点を置いた本なので、タイトルは「秦漢時代の刑罰」としたほうが正鵠を射てるのですが、それでは新書でなく汲古書院学術書になってしまうので、しかたなくこんなタイトルにした気がします。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/cb/PAUL_DELAROCHE_-_Ejecuci%C3%B3n_de_Lady_Jane_Grey_%28National_Gallery_de_Londres%2C_1834%29.jpg/340px-PAUL_DELAROCHE_-_Ejecuci%C3%B3n_de_Lady_Jane_Grey_%28National_Gallery_de_Londres%2C_1834%29.jpgしかし、それにしては、編集者の入れ知恵があったのか、作者が自力更生でトンチンカンなこと考えたのか、「はじめに」で、昨今も流行っている、西洋写実主義がアブラで描いた残酷画のひとつ、大英博物館の「レディー・ジェーングレーの処刑」をどーんと出し、それに自分は魅せられた、英国研究員時代はしょっちゅう見てた、トリコだった。この絵にあるような西洋の処刑と、東洋のそれの違いについてまで語り終えたいよう、と書いてしまっているので、無茶云うなやと思いました。

レディ・ジェーン・グレイの処刑 - Wikipedia

 だって、1554年、16世紀、本能寺の変の30年くらい前の処刑を、1833年、19世紀に描いた絵だそうなので、その時代、近世といえばいいんでしょうか、それと、秦漢時代、漢の倭の奴國とかの時代、古代の後半戦と比較するのはおかしいじゃないデスか。著者は竹簡木簡の専門家、プロで、ロンドンへもそれの研究目的で滞在してたわけですので、どうしても書籍のテーマは古代中国にならざるをえないわけですが、それと比較するなら、テューダー朝のイギリスではなく、ケルトや、ローマン・ブリテンの時代でなければ、横軸が合わないではありませんか。

冨谷至 - Wikipedia

 https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/eb/Pierre-Auguste_Renoir%2C_The_Umbrellas%2C_ca._1881-86.jpg/381px-Pierre-Auguste_Renoir%2C_The_Umbrellas%2C_ca._1881-86.jpg本書の結論として、秦漢時代の、法制史的な刑罰はそれほど残酷なものではなかった、とあります。そんなことないやろ~、とみんな言うはず。

反論①劉邦のヨメが劉邦の浮気相手の手足切って目鼻削いで肉便器にして人間ブタ(人彘)と呼んだのはムチャクチャ残酷やんか、そんな例ようさんあるやろがい。⇒残念閔子騫でした~、あれはリンチであって法制に基づいた刑罰じゃないんだよん♪ その証拠に、そうした残虐行為が白日の下にさらされた後、關係者が処されたのは、法で定められた、街中で腰を鋸で引かれて真っ二つの腰斬と、同じく街中で首チョンパして、っぽい!の棄市のふたつしかないデスヨ。(頁189)

反論②凌遅刑、凌遅三親等とかメチャクチャ残酷やんけ、人間の所業やあらへん。あれはええんか? ⇒残念閔子騫、あれは最初に確認されたのが異民族王朝の遼、契丹で、同様に、明の鏟頭さんとう(穴埋めして頭を削る)、剥皮はくひ(皮削ぎ)もモンゴル以降デスカラ、どうも北方遊牧民族征服王朝が漢族にもたらした文化と言えそうですよ💓(頁212)

凌遅刑 - Wikipedia

ピエール=オーギュスト・ルノワール - Wikipedia

どのみち凌遅は「古代中国」にはまだなかったと。でもそれと、ルノワールの「雨傘」と「レディ・ジェーン・グレイの処刑」は似てるけど、残酷な運命の予感が雲泥とかそういう話は違うと思いました。やっぱし、欧州と比較するなら、下記のような世界との比較でないと、横糸がヘンだす。

甦る古代人、刀水書房

第九軍団のワシ (岩波少年文庫 579)

第九軍団のワシ (岩波少年文庫 579)

 

頁72に、睡虎地竹簡同様、名前だけは私も知ってる居延漢簡の出土地として、甘粛省エチナ川という地名が出て来て、エッチな川ってどこならと思いました。

www.google.com

頁84、前漢では、陰陽五行説にもとづいて、死刑の執行は、立秋から立春までに行わなければいけなかったそうです。立春までに結審せず、命拾いをした話とか、超スピードで結審して、立春前日くらいに「かんねんしろい、今日はおめえさんの命日でぃ、年貢を納めやがれ」みたいな話があって、それが「漢書」に載ってるとか。魏志倭人伝より前の時代に大岡越前の守みたいな話載せるな四千年バカ。みたいな。

 で、ほんとに著者はロンドン滞在中、たびたび木簡竹簡をおさめた研究所のついでに大英博物館分館に寄り道して、処刑の絵を見ていたようで、こんなことも書いています。

  処刑の光景を描いた絵に魅了され、見蕩れてしまうなどということは、私の中に悪魔的嗜虐性、残忍性、さらにはサディズムが隠れ潜んでおり、それらが覚醒されたからなのであろうか。

 1995年の本ですから、森ガールはまだないですが、不思議ちゃんのハシリみたいのはじゅうぶんいたわけなので、そういうスジへの受け狙いだったのかもしれないのですが、京大という閉じた象牙の塔の中で、お勉強ばっかりしてきた、京都市内で「使えないバイト」の代名詞としてしか機能してなかった京大生のあいだで、この嗜好告白がバカみたいに思わぬ波紋を呼んでいたのではないかとも思われ、「あの人はヒソヒソ」みたいな話を私が京大院生から聞いたとか聞かないとか。その辺は、鴨川ホモ、否、森見登美彦という作家さんなどが調査して作品に昇華してくれたら、それでいいです。平野啓一郎著でも可。

この感想を書いていて、京大の、ある女性研究者しか使わないであろうひとけのない女子トイレから、隠しカメラが見つかった件を思い出しました。当時は、よりによってそのトイレにカメラをしかけられるとは、そのセンセイは本当に災難だ、お気の毒、としか思ってなかったのですが、今思い返すと、不審者が実際にいたとして、当局が動かないので先生が自分で仕掛けたら、カメラだけ先に発見され、にっちもさっちもいかなくなったので先生は口をぬぐってばっくれた、可能性もあるなと思いました。当時それを口に出したらセカンドなんとかですが、時薬が効能を発揮したであろう今なら。

まっすぐこちら向きの書物たち/丸橋充拓|web中公新書

中公公式に、本書じたいはないのですが、上のようなパブ記事はあります。京大コングロマリット。でも、本書の中で提示された、わりとかっちり刑を施行しておきながら、柩に入れて、レンガにひっかいていろいろ字を書いて添えてあげたその心意気の意味や如何に、は、後世にその解明を譲られていると思います。古代史ってロマンだな~(棒 とか云う必要もないですが、キリスト教化前の西洋と比較して、再度肩の凝らない本にトライされてもいいかもしれないと思いました。

以上

令和二度目の2月26日の写真掲載予定地

エア写真として、写真の字を引き写す労力もなし。脱出の日。咸臨丸の日。血液銀行開業の日。包装の日。つつむ。

2月26日 - Wikipedia

来月頭の雨のあたりでしこしこ写真掲載作業をするとして、それでもう来月の300MBは使い切る気がします。はてなライフProの上限も、3GBから10GBにしたほうがいいと思ってましたが、画素数が多すぎても写真のサイズによっては粒子が多すぎてツブれるそうですので、百インチのプロジェクターでブログ書いてるわけでもなし、やっぱ3GBでいいのかなあと思い返したりしてます。

そうなるとはてなライフPro加入をはばむ要素はなくなりますので、職場の福利厚生ポイントで入れないかなあとか、またくだらないことを考えてます。でもあれも移行は出来ないはず。別のことで使わないと。

バレンタインの今週のお題を書きそびれました

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人形シリーズ 厚木の旭町編

昨日も今日もラジオ体操しました。平熱。空咳なし。結膜炎の症状なし。嗅覚あり〼。しかし、数日前から口内がやけどのようになっていて、なんだべなあという感じです。

シェラスコサンドが熱かった。

円形脱毛症のクスリのせい。かえって広がっているように見えるのはご愛嬌として。やはり半年はかかるのかなぁ。

③花粉症。

④COVID-19。なかなか感想が書けない方方の武漢日記には、彼女が1月20日微信で「武漢肺炎」と書いていたとあります。その時点ではまだ中国でもそう呼んでいたんだなと。

ルッコラの食べすぎ。

今日はルッコラ食べてなくて、かなり症状改善されてますので、⑤なのかなぁ。

島耕作。れいわ新選組の議員さん。

ここにエジプト料理の写真。

やっとエジプト料理を食べましたが、「ピタ」というパン以外は特に変わった独自の味付けと思わず、いろんな惣菜が100g四百円くらいで売られてるのを、あわせて食べないとエジプト料理分からないと思いました。ルッコラを事前に電話予約するなどして持ち込んだら調理してくれるか聞きましたが、そういうのはやってませんとのことで、で、エジプトでもガルギールは刻んでサラダにするか、生で食べるかだけだそうで、じゃー今自分が食べてるやりかたと変わらんと思いました。

今日はその後銭湯に行きました。で、神奈川の入浴料が東京に逆転されたことに気付きました。神奈川¥490、東京¥470。しかも東京はほとんどの銭湯にリンスインシャンプーとボディウォッシュの瓶を備え付け。

東京の若者の会話を聞いてましたら、「メンタル強者きょうじゃ」という単語を、初めて音波で聞かして頂きました。鼓膜もうれしがっています。若者でない会話では、LINE絡みで「みんな一斉にグループ抜けてみたら」というセリフを聞きました。

いとうまいこという人がヤフーの記事で、毎日一分片足立ちと、トイレに行くたびスクワット五回やればとても健康になれるみたく書いていて、やろうと思いましたが、一分は意外と長いですし、トイレに行く時はスクワットなんか忘れてます。

ひるおびで、大村知事リコール署名偽造のニュースをやってる時、そこにネトウヨの人(いちばん底が浅い)がいたのですが、目の前にテレビがないかのようにスルーしてました。そんなものか。

関係ありませんが、自衛隊の爆破処理手当は、一回千円いかないそうです。ゴチとの差が大きいな、と書くと、わざとらしいとは私も思います。むりやり比較するなよ~、と。

最近毎日500mlのペットボトルを三本飲んでいて、①コレステ茶 ②ルートビア ③炭酸水 です。なんでそんなことになったんだろ。①は、献血に行くこともないので、コレステロール値なんかいちいち調べることもなくなり、切ってもいいと思い始めています。炭酸は、ストレス解消で飲んでるので、なかなか変えられない。

今日も、明日も、穏やかに、静かに、落ち着いて、平和に。そして、出来ることなら、自分も周りもみな、しあわせにすごせますように。

『海を越えた者たち』読了

海を越えた者たち (集英社): 1981|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

表紙写真は来月。読んだのは単行本。装丁者 荒川じんぺい 

数日前、ヤフーのトップページに、下記の記事があり、それでふと読んでみようと思って読みました。直木賞受賞作は地元の図書館にないかったので、第四回すばる文学賞佳作入選のデビュー作を借りたです。

b.hatena.ne.jp

なんでこの記事がヤフートップにあったのか、よく分かりません。ベルマーレパワハラ騒動もトップページになったことあったし、世の有為転変は分からない。もちろん記事そのものよりヤフコメのほうが面白いわけで、五千くらいいいねがついた、「自分だけ宗教に逃げてるけど、残された妻子や愛人はどうなったなら。いい話でまとめくさって」てなコメントが効きました。その下が、近年実際に会った人のぶっちゃけ話。日本の句会に、タイから他の人に渡航費宿泊費工面してもらってやってきて、自分の本を積み上げてサイン入りで売りつけようとし、句会の句報にプラ・アキラ・アマロー(この人のタイ名)と行くタイツアーなる法外な価格のイベント告知をしてきた、「金に汚い人」だそう。以下いろんな角度から、人を裏切って生きて来た末路の精算しろとか、謝るなら相手は家族だろとか、そんなんが延々投稿され、しかしこの人のシンパも一定数いるのか、それらのコメントには、「そない思いますねんけど」の数に対し、1/12くらいの割合で、「そうは思わへんだ」がついてました。で、極めつけは、仏僧はお経を記憶してナンボの商売ですので、ろくに経も読まれへんような、ありがたい法話とは程遠い話しかでけへん人物が、外見だけ僧侶のかっこしていて、仏僧に敬意を払う敬虔なタイ人にワイとかされてると思うと、みたいな前提条件のもとに言ってるであろう「タイの人に申し訳ないと思う気持ちでいっぱいです」というカキコ。最高でした。

この記事を書いたのが、バックパッカー読本から文春、Gダイアリーを経て、つい先日も大久保の在日ミャンマー人社会の動揺についてヤフーに記事を書いてた室橋裕和という人。ミャンマーおっかけるべきなのに、なんでこんな記事書いたんだろう。安田峰俊孔子学院の記事に比べて、くすぶってる感がハンパないです。取材対象のイメージがしょっぱすぎる。

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51CDTuQKRRL._SX351_BO1,204,203,200_.jpg左は、アマゾンにあった文庫本の表紙。この'80年代の髪形は、サイドの生え際を選ぶので、出来ない人はどんなにドライヤーでふいて整髪料で固めてもダメです。出来ません。現在、21世紀は、アジア発のツーブロックカリアゲ全盛期が過ぎようとしていますが、カリアゲなら生え際を選ばないので、誰でも出来て、便利です。文庫だと、『光の休暇』『闇の喜劇』という作品も収録されているとか。解説があるのか、あるなら誰かは不明です。
で、この処女作を読んでみたのですが、やっぱりこの人はモテでたらしなんだろうなあと思う点を除くと、前川健一が引き返す前の時代のヨーロッパバックパック旅行の日本人の生態をまあまあちゃんと書いていて、興味深かったです。前川健一あたりから、白人と交流出来ずにガストアルバイターとして滞在するだけの欧米ライフから、強い円にものをいわせてアジアで非英語圏、非白人の雄としてブイブイいわせるスタイルにシフトするのが日本人バックパッカーなんだなあと。(その後、世界各地で韓国人や中国人とバッティングするようになり、邦人バックパッカーは衰退する)

主人公は大学休学中の何でも見て野郎で、ロンドンで、野宿から、ネパール人たちに交じってインド料理屋で皿洗いしながら寝泊まりする生活にシフトし、白人男性と母とのあいだに生まれたこれもオーヴァーステイのタンザニア人女性や、イギリス人とフィリピン人のあいだに生まれた子の住み込みナニーをする邦人女性と交流します。この交流は、中国語の隠語でセックルを意味するジャオリウではありません。前者とはセックルしますが。先日行ったアフリカ料理店で会った、日本人と結婚して息子三人にそれぞれ孫がいる、ドレッドヘアーの若作りのタンザニア人女性とダブって困った。

子守女のことは、ナニーというと思っていたので、本書の「オペヤー」という単語が最初分からず、説明もないので、こんな前近代用語の基礎知識知るか、と思いましたが、検索し、"au pair"という仏語が何故か北米でも英国でも使われているんだと知りました。わけが分からない。

ja.wikipedia.org

本書のオペヤーは、母親のフィリピン人が放任主義なのをいいことに、日本語オンリーで子育てをし、結果、父母と乳母の異なる言語のはざまで、子どもは喋り出しが遅くて、何かを訴えようとしてるのだが言葉にならない二歳という設定です。こわいなあ。無知は罪。中国で会った、韓国人牧師の子も喋り出しが遅かった。周囲はぜんぶ北京語、親もアパートの廊下から外では漢語、家庭内言語だけハングル。

頁94、ネパール人たちが、郵便事情の悪いネパールは、郵便屋が郵便物を捨てて届けない行為が頻繁に行われるので、山村の故郷に書く手紙を、何通も何通も同じ文面で書き、日をずらして投函して、一通届けば御の字という箇所。私もカトマンドゥーから出した絵葉書、一通も届きませんでした。ラサからだと百パー届くのに、カトマンドゥーだと届かないおそろしさ。事前に、タゴールなんとか子だかの『インドで暮らす』で、インドは絵葉書の切手を剥がしてちょろまかして小遣いにするから、目の前でスタンプ押してもらわなきゃダメ、と書いてあったのを読んでいたので、郵便局で局員に、さかんにみぶりでスタンプ押してもらおうとしたのですが、相手も目の前のポストを指さして、投函しろみたいな感じでにらみ合って譲らず、結局私がその場で負けて投函し、届かないことでさらに追い撃ちで負けたです。フリークストリートあたりのひょにょろ日本人なんてそんなもの。

頁113、自分探しということばのない時代に、日本に帰るところがあって、欧米でモラトリあむな青年たちを、嘲笑いに、BBC日本人職員の女性が取材という名目で現れる場面、さすが主人公はたらしだと思いました。不法就労をなじる女性に、日本の法律国是である外貨持ち出し制限を破って闇でドルを持ち出して大名旅行するのがコレクトなんですか? と言い返す主人公。「日本人の恥さらし」と罵倒しながら「あなたに興味があるの」とか、どんな逆援助交際やねんと思いました。

頁144、これもええかっこしいですが、ほんとに買春するよりはいい場面で、白人娼婦を買わずに金だけ出して帰ろうとする主人公に、娼婦が激怒して、なめんなイエロー、と啖呵切る場面。これ、ギロッポンのホステスもやりそうな感じでしたので、面白かったです。キャメロン・ディアスになれたのは、キャメロン・ディアスひとり。ロンドンの歌舞伎町みたいな繁華街の名前がソーホーで、ソーホーといえばニューヨークの別のかんじの街しか聞いたことなかったので、へえと思いました。

時期が昭和天皇訪英の時で、まあまあ節度ある白人酔漢に絡まれるとか、英国は留学ヴィザは所持金がないと交付しないが、観光ヴィザで入国後にその辺の英会話学校にちょっと学費払えば、すぐ留学ヴィザに切り替えられる、米国はそうはイカの金玉、とか、そういう、空気や「情報」が書いてあって面白かったです。戦前からロンドンに住む邦人老夫婦との交流は、つけたしというところでしょうか。

笹倉明 - Wikipedia

巻末の出版物広告は、すばる文学賞受賞作が目白押しでした。

又吉栄喜花火ギンネム屋敷』

松原好之『京都よ、わが情念のはるかな飛翔を支えよ』

飯尾憲士『ソウルの位牌』

吉川良『自分の戦場』

森瑤子の『誘惑』に、シナという女性が登場するようで、シナという名の女は、しょっちゅうあちこちに出てくるのかしらんと思いました。

まだほかにもあるでしょうが、とりあえず以上。

05:55

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人形シリーズ 厚木の旭町編

今朝もお湯を沸かして、ストレッチして、ストレッチ出来て、お茶をあげて。ねこはいます。平熱。結膜炎の症状なし。空咳なし。嗅覚あり〼。

感想文などをいっさい後回しにしたので、この時間に出かけられます。雨戸が、冷えてキン、キンと鳴ったりしています。

黒糖ふかしパンの写真。

今日も、明日も、穏やかに、静かに、落ち着いて、平和に。そして、出来ることなら、自分も周りもみな、しあわせにすごせますように。

ほんとうに。

「イップ・マン 葉問」"Ip Man 2" 《葉問2》(主演ドニー・イェン×監督ウィルソン・イップ "イップ・マン" シリーズ一挙上映!)劇場鑑賞

イップマンの子ども、子ども、イップマンの子ども、イップ、マン以下略


映画『イップ・マン 葉問』予告編

イップ・マン 葉問 - Wikipedia

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/1/1c/IpMan2Poster.jpg言いたいことはたくさんあれど、とりあえず、「3」で出て来たお子さんが長男なのか次男なのか、よく分からなくなってしまいました。あらすじ等をもう一回探してみます。

以下後報