扉絵の煽り文句。11月15日にもらったじゃらんポイント500くらいを使って予約したスーパー銭湯に行った時に、近くのローソンで見つけて買いました。
①今回はユディット、ジュディス・メリルは出ません。
②それ以外は特にないです。いや、そうじゃない。清教徒革命って、私の理解では英国国教会(なんちゃって新教)主宰者で王権神授説のチャールズ一世と、より大陸的な清貧と勤労を以て旨とするピューリタニズム(急進派)の新興中産階級の争いで、最後は国王処刑と共和制宣言(実態は袁世凱による独裁)となり、その後も混乱が続いて、海外からまた国王を招聘して鎌倉幕府を存続させるという北条執権体制の三重権力構造確立=名誉革命が起こったわけですが、このまんがだとそれにカトリックも絡んで蠢動したことになっており、アイルランドがクロムウェルにひどい目に遭った(21世紀迄尾を引いた相克の始まり)以外カトリックって何した(された)んだっけと神戸外語大の指昭博センセイに聞きたい気持ちになったのですが、山川のまとめサイトに下記のようにあったので、我慢しました。
次のチャールズ1世は国教会のカンタベリー大主教ロードらを腹心として専制政治を行い、一方で王妃をフランスから迎えたこともあってカトリック復興を目論んでいると疑われ、議会で多数を占めるジェントリ層(長老派を含むピューリタンが多かった)との対立が深まり、1642年にピューリタン革命が始まった。
私は世代的に、オチの文句が疑問符で終わっているので、実は真の敵とかそういうのがいてオチてなくて、「まだちょっとだけ続くんじゃ」と亀の甲羅を背負ったグラサンじじいがDr.マシリトに言わされてるんじゃいかと、疑心暗鬼に駆られるクチです。クエスチョンマークを使わず、エクスクラメーションマーク、感嘆符だけで落とすと、そうは感じません。大事ですね、文字・記号って。
Signo de exclamación - Wikipedia, la enciclopedia libre
Signo de interrogación - Wikipedia, la enciclopedia libre
左上はスペイン語版ウィキペディアの「?」の項ですが、なぜ墓地の花束に「?」マークがついてるのか、グーグル翻訳してもさっぱり意味が分かりません。このマンガの死者のように、自分の死に納得いってないデショ? って感じなのかなあ。
上は英語版ウィキペディアのびっくりマークと、日本語版ウィキペディアのはてなマークにあった画像。確かにクエスチョンがつくと、ほんとにこれ、マジックインキなの?って思うかも(思いません)
これを買った時点でもう頭が痛かったですが、まさか入院まで行くとは、想像もしてませんでした。
そのほかのまんがの感想。
表紙は堂安。いいんじゃないでしょうか。スポンサーついてる選手だし、点も取るし、関西人だし。前号のナミビアの砂漠は改めて冒険だったと思います。これが板倉だったりザイオンだったりしたら冒険だった。南野だと、どうかな。なんで彼が代表常連なのかよく分かってなくて… 守田だったら、完全に攻めてて、スゲエ、ってことになったかも。
巻頭カラー施設保母ロボットまんが次回最終回。量産されて世界にハッピーの種がまんえんというオチか、世代的に、実はウラに政府による軍事転用隠しコマンドがあってみたいな発想を捨て切れず使ってしまい、戦争の道具に使われるならみんなでママジン破壊しちゃえ的終局を迎えるのか。とりあえず現実として、十数年前から、近隣でも施設に送られる子どもは激増してます。
次はギャラリーフェイク。老朽化アパートといい、養父の性的虐待といい、熊代興業のしとの造型といい、電子マネー送金といい、アートあんまり関係ありませんでしたが、よかった。
婚活新連載。いろんな人と会えという話ですが、へんな勧誘とかが入り込まないよう、一度にお会い出来る人はひとりだけで、その人を断らないと次の人に会えないのが結婚紹介所のシステムかと思ってました。とりあえずこの人をキープして、ほかによさそうな人がいたら紹介してもらうとか、出来なかったかと。
京都お茶屋まんが。スマホからすぐ音楽を流せる時代ってことは分かりました。スポティファイではないと思う。
伊能忠敬まんが。前作が長いこと「ドラマ化オファー多数頂いております!」という煽り文句をつけてたので、それで私の心証は悪いです。その前作について、「ドラマ化の名作」という煽りをちょろっと今つけていて、まあ、不思議です。現代仏教にどれだけ切り込んでたのか、分かりません。このまんがは今回、架空の人物、総髪の主人公について、伊能忠敬が一切文章に残さないと明言するコマがあり、説明したと思いました。あとは弥五郎という職人の造型がいいです。適度に半グレっぽい。
波津彬子読み切り。この人よく登場するなあと。いつかフラワーズと合併する時のための切り込み隊長、ということがないに100,000,000ペリカ。
団地ともおマンガ。回を追うごとに、クオリティが上がってくる凄み。こんなの二話も載せるんだから、豪気ですね。ほんとにうまいと思う。
剣豪四コマ。ついにワタリ天正伊賀の乱にまで。百地、藤林、服部と来た。
せりふの多い四コマ。育メンとか凄腕パート社員103万円の壁とかラッパーDJとか、いろいろありますね(棒
怪談バーまんが。ママが出てパトロンが出て、「旧2ちゃんねる発祥の怪談に登場する呪いの箱」コトリバコが出て、デジタル撮影なのに心霊写真(顔が歪む)になって、さねころばしは男の方が詰められるはずが、姐さんがひどいことになって。盛り沢山。
その次のペットまんがも、黒目だけの飼い主が同じくらい怖いです。窪んだ眼窩。
新人読み切り34P。吉本浩二という人の絵に似てるので、アシスタントしてたのかなと。あとは例によって、新井英樹ー花沢健吾ラインで「オモシロイ顔」三枚目好きな人なんだと思いました。ひとつだけ。必然性があって施設設定使うんでしょうけど、多用しないでほし、と思いました。
THE4名様の推し活まんが。本人が承諾したのか、息子さんが(マスク姿ですが)どんどん出てくれるようになってうれしい。台風の中名古屋まで軽四人で応援に行ってひつまぶし食べて帰る展開や、変装した親のビジュアルがよかったです。
ゴルゴスピノフは、ロヒンギャ難民出身でサウジアラビアが訓練した少年暗殺者対東欧出身アフガン帰還元米兵。私はどう考えてもロヒンギャはインド東部、ベンガル地方の回教徒が同じ英連邦内のビルマに徐々に浸食してっただけと思っていて、ビルマ軍政批判のビルマ人が口を揃えて「彼らは不法移民」と言うのに一理あると思っています。大英帝国時代は逆にビルマ人官僚にベンガル地方を中間管理させたりと、イギリスはここでも民族憎悪、離間政策に余念がなかったし。
その後の経済コラムはハゲタカファンドによる企業買収、M&Aの結果、資産売却倒産が相次ぐという記事。まあそうなんでしょうね。おそろしい。
以上