【中古】 酔いどれ探偵街を行く / カート・キャノン / 早川書房 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】
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- 価格: 299円
- 作者: カートキャノン,Curt Cannon,都筑道夫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/11/01
- メディア: 文庫
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『東京酒場漂流記』*1
の内藤陳深夜プラスワン
のくだりで、
この本を知りました。
ちくま文庫版東京酒場漂流記 頁293
気分はもう、酔いどれ探偵のカート・キャーンだ。いやアル中探偵のマット・スカダーか?さあ、飲るぞ!!
キャーンは誤植で、
正しくはキャノンだと
分かりました。
で、まず、都筑道夫の
書いた贋作のほう*2を
読みました。
で、エド・マクベインの
書いたほうを、
やっと読んだわけです。
http://www.amazon.com/Like-Em-Tough-Curt-Cannon/dp/B001B48SKS/ref=sr_1_4?s=books&ie=UTF8&qid=1408885626&sr=1-4
エドというか、
主人公カート・
キャノンと同名の
人が書いてることに
なっています。
毎回エッチシーンが
あり、最初は
無理やりでも
すぐに相手は
まんざらでも
なくなるわけですが、
現在ではそういう
男性ファンタジー
は忌避されている、
というか薬物使用の
疑いがあるからNG、
と思ってしまい、
そこにこういう
男前の顔写真があって、
おかしかったです。
「呶鳴る」「脣」などの
漢字も味でしたが
あとがきの訳者の弁、
宇野利泰の「翻訳とは演出である」
に感銘を受けたということで、
山谷というか、
キューポラのある街ふうの
会話文体というか文章にすべく
工夫をこらしていて、
なんとも訳文に味がありました。
お酒に関しても
まだファンタジーの範疇。
浴びる程飲んでも起つし、
禁断症状もない。
当時のNYの生活保護は、
福祉事務所から
小切手を送る形だったと
分かる話があり、
アメリカに生活保護はない
という人の根拠のなさを
改めて実感しました。
しかしこのバウアリと
いう街は、
何度読んでもドヤ街だ。
ドヤ街以外の
何物でもない。
以上