潮風と葉ずれの音が、わたしを包み込む秋でした。江ノ電で、会いにゆく。

中央林間

紅葉を待つ並木道の先に、青い屋根の洋館が見える。
近く遠く、鳥たちがさえずり、
建物を囲む木々が風にそよいだ。
向こうでかわいい江ノ電が、通り過ぎていく。
変わらない景色、この街を望むバルコニー。
森と海と高い空と、私がひとつになれる場所。

これを書いた人は、中島みゆきの世情をうっかりBGMにしてしまったのではないか、
と猜疑しています。