旅先雑感


無縁社会といいますが、それでも私の住んでいるところでは、
土地や住宅を無駄に遊ばせない力が働くようで、
誰かが整理したり、整理業者を使ったりで、
数カ月経つと、キレイになったりするものですが、
そういう力が働かない、土地やうわものが遊んでてもいい場所、
稼働しない回してゆかない場所ということなのかどうなのか、
今回訪ねた場所は、
いくらでも停滞したまま、片付かないままだと、

改めて感じ入りました。実利がないのに火中の栗を拾う人はいない。
尻拭いをする人もいない。スイーパーはいない。

抽象的な文章ですが、そういう体験です。

自分に出来るのは、花をそえ、

酒煙草を供え、手を合わせる。

お寺の住職にお願いをする。頭を下げる。

そうして、湖畔の冷たい風に身をさらして、歩く。
そうして、帰ってきました。