『アンと青春』読了

アンと青春

アンと青春

前作『和菓子のアン』読書感想
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20171104/1509741669

読んだのはハードカバー。今日現在文庫化未。
カバーデザイン――石川絢士[the Garden]
中表紙に英文というかローマ字タイトルあり。
"Anne to Seishun"
"An"じゃダメなんですかね。"Anne"だと、
「ボクは、ボクはね…人間じゃないんだよ、ウルトラセブンなんだ!」
とか告白されそう。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10117102255
初出は最初の話だけ小説宝石で、あとジャーロ
https://www.kobunsha.com/denshishoseki/giallo/
あとがきあり。参考文献はありませんが、あとがきにて、
そうそうたる和菓子業界のお歴々?(なのかな? 不案内で知りません)
に謝辞が述べられています。取材したんやね。

ぜんぜん関係ないですが、私も言質に自信がないとき、
単語の後ろに「?」ハテナマークつけてお茶濁してますが、
それってフェイクニュースの特徴?らしくて、今後、
クエスチョンマークを単語の後ろに付け続けるか?悩んでます。

ほんわかシリーズの味は継続中ですが、食品アレルギー、
風評被害、やたら他人に厳しい人、子連れで外出して子供にキレるママ、
等々、作者が何と戦ってるのかがぼんやり分かります。

作者が性別不明だと、こんなにサクサク読めるものなんですね。
これは新発見。すばらしい。

和菓子や職人用語の謎かけは健在。主人公の一人称なので、
「私、遊ばれてるの?」みたいな台詞喋らしたらアカンですし、
そこは鈍感路線をひた走られてるようです。誰も知らない知られちゃいけない♪
だめんずナントカとか、そういう本は読んだことないのですが、
ドジっこ男子などというキャラが成立するご時世なんですね。
きゃっ、私ったら、うっかり屋さん、私ったら、なんてドジなの、
ばかばかばか、などとほざく男子が恋のライバルとわ。
しかもコネ就職の転職を繰り返してるとか、すごい設定だった。

男子のセック、セックルだろと思う人が百四十万人くらいいると思いました。

(フランス)sec(セック)の意味 - goo国語辞書
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/124345/meaning/m0u/
セックとは - コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%AF-548013
セックとは - お菓子用語 Weblio辞書
https://www.weblio.jp/content/%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%AF?edc=ISHRO
セックルとは はてなキーワード
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%BB%A5%C3%A5%AF%A5%EB

金沢の立ち位置が微妙と思いました。前作で、辻占出して、
本書も、前半でわりと凡庸なお店出して、後半マッチポンプ的な和菓子が出て。
金沢に何を望むのか。ツェーゲン。
あと本店中目黒って、超やけに具体的だと思いました。自由が丘からズラす。

そのうち朝鮮飴とか出る日が来るんですかね。陣太鼓。以上
【後報】

東急田園都市線
(2018/11/4)