- 作者: ジミー,天野健太郎
- 出版社/メーカー: トゥーヴァージンズ
- 発売日: 2017/01/21
- メディア: 大型本
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http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20180220/1519073946
映画との違いのひとつは、英語の定冠詞の有無。
映画には「ザ」はつきませんでした。本の帯はオモテもウラも映画の告知です。
明石海峡をバックにしたかのような主人公ふたりのツーショット。
背景が海、夏服の制服。空色。黒髪。
たぶんこの写真です。
デザイン 三宅崇
制作 レノソミネキ
企画 大山邦興
編集 齋藤徳人
後援 台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター(ママ)
作者 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%BE%E7%B1%B3
幾米を「いくまい」と読んだら、そりゃ意地が悪いや、ということだと。
ジミー。52Hz観た時も、"米非"をミッフィーと読まず、
「まいひ」と読んだら、本人どういう顔するかなーと思いました。
米非 Wikipedia
https://zh.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E9%9D%9E
映画は台湾ロケなのでどうしても台湾ですが、絵本は自由なので、
ほんとに無国籍です。映画では雪は、心理的抽象的な描写ですが、
絵本は台湾ではない? ので、雪がちゃんと降ります。
強いて台湾を探すと、都会の星の見えない夜の電飾看板が、
エイサー、カシオ、BENQ*1、セブニレブン、パナソニック、フィリップス、
LG、HP、DAXX(ダノン?大宇?ダゾーン?ダイハツ?)キヤノン、
ソニー、マクドナルド、なので、台湾なんだろうなと思うです。
映画だとチャウ・シンチーの養女という事実に惑わされますが、
絵本だと、幼少期山で祖父母に育てられた少女がまっすぐな黒髪、
というポイントが、少し違った意味を持つようにも想像出来ます。
これも台湾。逆に、映画では強調されるフランス趣味が、
絵本では影をひそめています。最後ベレー帽はいっしょですが。
食神へのあてつけでベレー帽かぶってるわけでなく、
原作の絵本がベレー帽だからだったのか。
映画館の貼紙によると、イーラン*2宜蘭でしたか、原作者の故郷の街の駅が、
作者のペイントなんだそうで、映画もそこに着くんだったかな(忘れた)、
絵本は、蒸気機関車に乗るところからして違うです。無国籍。
映画では素肌を出しまくって山中の道なき道に迷うという無茶ぶりですが、
絵本では完全装備で登山です。季節も初秋かな。いや、スイカは同じなので、
高度があがってススキ野原が広がるのかな、と思いなおしました。
折りたたんだ見開きページがあるので、価格はそれが加味されています。
以上
*1:https://ja.wikipedia.org/wiki/BenQ
*2:ホーロー語では日本語に近い「ギーラン」だとかhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9C%E8%98%AD%E7%9C%8C