『ウルヴァリン:SAMURAI』劇場鑑賞

ウルヴァリン髪伸びるんだな〜と思いました。髪型変わらないかと思ってた。
http://blogs.coventrytelegraph.net/thegeekfiles/Wolverine%20short%20hair%20long%20hair.jpg
http://blogs.coventrytelegraph.net/thegeekfiles/2012/08/comic-book-bites-guardians-of-the-galaxy-gets-comedy-writer-hugh-jackman-has-new-hair-for-the-wolver.html
ホビットドワーフの役を演じてるわけではなくて、
右がアラスカに流れた失恋浮浪者ウルヴァリンで、
左が日本のオフロでさっぱりゲイシャガールウキウキウルヴァリンです。

http://www.foxmovies.jp/wolverine-samurai/
https://lh4.googleusercontent.com/-V6gEqbhkKW0/UfqI1R_qX0I/AAAAAAAABw8/TL-daEy8V1A/w426-h639/mail_image_preview.jpg
日本人女性のキャスト、
天海祐希とオセロの白いほうの人ではダメだったんでしょうかね。
英語力とかが大事なのかな。ロケで金使うからキャストに回せなかったのかな。

ノルマンディー上陸作戦に参加しておきながら、
大村収容所に入れられて原爆に遭遇とは整合性が合わない、だいたい兄ちゃんどしたんや、
などと野暮を言う必要もないと思います。
すでにして原作が、日本ほど繊細に辻褄合わせるつもりがないからです。
ウルヴァリン・ゼロで爺のエグゼビアが立って歩いてるのに、
ファースト・クラスで若き日のチャールズが半身不随になる矛盾など、
いろいろもう指摘されてるから、どうでもいいだろということだと思います。

思えばこのシリーズ、最初から全部劇場で見ています。
スパイダーマンはひとつも見たことないのに*1
アメコミ映画化作品の中で、日本では無名のXメンが長く続いてるのは面白いです。
アイアンマンが三作、ブレイドが三作、ファンタスティックフォーが二作、
あと忘れたけど、ヴァンヘルシングとかキャプテナメリカとかがマンガ原作でしょうか。
Xメンはこれで六作。
日本では無名のマンガなのに、世界では違うんですね。本当に。
個人的にはファーストクラス好きなんですけど、酷評されてるんですよね。
最初の階級ってタイトルがまず好きで、
ワスプのエグゼビアたち(のちにはプアホワイトも吸収)、
ニューカマーのマグニートー、カラードの対立という構図が形成されるさまが好きでした。
あとは板野サーカスへの実写版オマージュ。

最初の作品で、ロンブーの淳がコスプレしてたサイクロプスの末路など、
日本ではやはり考えられないでしょう。ジーンをこれだけ引っ張るのもおかしい。
「最愛のひとを自らの手で殺す」ってテーマ、そんなに好きかアメリカ人と世界。

この映画シリーズは、最初の二作の監督が同性愛者、今回の監督が、
クワイエットルームへようこそ』もとい『17歳のカルテ』の監督です。
これまではミュータント主体の映画で、ミュータントに感情移入させられましたが、
今回はほとんどミュータント出ません。出るのは日本人ばかりです。
ミュータント・タートルといえば忍者ですから、それでよいといえばよいのですが。

この作品は、原作で日本国籍保持とWikipediaに書いてあるくらい
ウルヴァリンが日本にどっぷりの人らしいので、
とにかく作ら「ねばならない」作品だったようです。
結局日本の何がというと、忍者と、幼生のまま成熟する貧乳日本人女性、
あとなんだろ。なかったのがこの作品の敗因か。
日本を描いた映画で、やはりキルビルを超えるのは難しいと思います。
料亭セットは北京で撮影、殺陣指導はホンコンの人ですが、それでもキルビルが上。

で、この映画のオチを見て、ゼロ撮影時、
ヒュー・ジャックマンは鶏肉と野菜しか食べず、
朝四時に起きてプロテイン、で、三十分間だけ寝て四時半にまた起きる、
みたいなプログラム生活で筋肉を維持していたとの記事を読んでいたので、
「もうやめて!ヒュー・ジャックマンのライフはゼロよ!」
と思いました。でも、ファースト・クラスの続編も作ってるらしいし、
エグゼビアの介護士がいけねーのかもしれない。参ったな、あと何作や。

*1:バットマンも見たけど記憶にありません。後報