2013 J1第33節 戦蹴楽 横浜F・マリノス対アルビレックス新潟戦

今週のお題「(横浜エプ・マリノスが)今年やっておきたいこと」⇒この街に、頂点を。

う〜ん、ざまぁみそラーメン。観客六万二千六百三十二人。リーグ新記録。

たいした報道陣でした。
やきうがストーブリーグなのを差し置いても、記者席って埋まるもんなんですね。
優勝祈願:マグロ解体ショー開催!!帝国劇場ミュージカル『レ・ミゼラブル』とのコラボ企画、
All for Win

上は新型エルグランド。下はガスの東京新聞の辛辣な記事www

横浜M 歓喜するり 最多6万2600人観衆ため息 東京新聞
2013年12月1日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/sports/news/CK2013120102000114.html
リーグ戦史上最多となる6万2632人の観衆からため息が漏れた。試合終了とともに中村は髪をかきむしり、斎藤は両腕を腰にがっくりとうなだれ、マルキーニョスはベンチで悔し涙をぬぐっ

http://event.marinetower.jp/event/assets_c/2013/11/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97-thumb-500x331-1574.jpg

横浜F・マリノスが9年ぶりの優勝を目前に控え
横浜マリンタワーは「トリコロールライトアップ」で応援します!

マリンタワーホームページ
http://event.marinetower.jp/event/f.php

セレモニーで社長絶叫、「それでも、自力で優勝出来るのはマリノスだけです!!」
次節最終節、川崎フロンターレに勝てば優勝ナリよ。
横国に六万来るくらいだから、収容人数二万の等々力*1なんか前売瞬殺ナリよ。

王手のマリノス戦、前売り5万枚超 タワーも青赤白に 朝日新聞 
2013年11月29日11時43分
http://www.asahi.com/articles/TKY201311280483.html


確かにいっぱい入ったんですが、いつも来る3万人と、
主に二階席の、いつもは来ない3万人に温度差があって、
特にスタジアム全体を包み込むオーラとかうねりのようなものはありませんでした。
烏合の衆。スカパー!くらいは観てた人たちなのかなあ。
どこでどよめいて、どこでためいきをつくのか、みたいな一体感がスタで共有出来てない。

相手も悪かった。新潟サポは、かつては観客四万が平常運転という、
群衆慣れした人たちなので、全っ然動じてなかった。
鞠の応援が、スタのなだらかな傾斜が反響しないせいもあって、
浦和みたいなソニックブームにならないせいもあったと思いますが。
(写真の頭頂部、すみません残しました)

しかし平塚から横浜への遠征(近征)で、こんなに埋まらないですよ。
神奈川県というのは、関西等で県人会がないので、
新潟に限らず、同郷のつながりがあるところがうらやましいし、
またそれを最大限活用して動員する(出来る)新潟素晴らしいと思います。
富山とか金沢はまだまだですから。
地方国公立大の学生が、就活とアキバ見物とアウェー遠征を兼ねるとか、
まあびっくりするべさ。

朝日新聞では新潟の戦いについて、
運動量で圧倒し数的優位を保つ算段だ。
若い新潟に素早く体を寄せられ続ける。
ベテランぞろいの首位が得意の駆け引き勝負に持ち込めない。

と書いてますが、湘南が同じことをしてもダメだったんですね。
なぜなら、鞠くらいの選手になると、「ファウルを誘っていなす」技術が異様に高いので。
血気盛んに突っ込んでボール取ったと思っても笛が鳴って相手ボール、そればっかし。
で、うかつに突っ込めなくなるともう相手ペース、みたいな。
プリンスリーグとかで勝ち癖のついてる人たちと、庶民との差かなあ、と思ってました。

だけど新潟はそれが出来る。
ピンボールのように寄せられた鞠の選手がバックパスを繰り返し、
ゴールキーパーまでボールが戻るたびにアウェイゴール裏全体が歓声を上げる。
何度も何度も、キーパーまで戻り、歓声が高まる。
同じ貧乏クラブでも、新潟の予算は湘南の倍以上で、数億円上回るけれど、
まあそれで終わらしたら意味ないので。
ひとつは、レオ・シルバという選手がスゴイのと、
あと、田中達也みたいに、「老獪にファウル誘えるのはお前らだけじゃないんだぜ」
的な選手がいるのもあるんだろうな、と思ってみてました。
成岡翔とか、大井健太郎とか、見たことのある選手もいましたが、
ヤンツーというか柳下監督はジュビロ低迷の原動力と思っていただけに、
実は磐田のそれは他に原因があったんだろうなあってことが今季証明され、
さらに、この監督出来る人なんだなあ、と思いました。
レオ・シルバいいですねしかし。チョーヨンチョルとかマルシオリシャルデスとか、
ときどきすごい選手が来る新潟ですが、すごいなあ。

アルビウェイというフリーペーパーをもらったので今読んでますが、
後半戦に限って言えばどのチームより勝ち点を積み上げているとか、
「武骨にボールを狩る」とか、
イキオイとか言葉とかでも、いいフリーペーパーだなあ、と思いました。
魔夜峰央のセリフ使ってましたが、下記の人によると、
新潟は北海道と並ぶ、漫画家輩出量全国一の県ですので、
ネタは永遠に尽きないんだろうな、と思いました。

マンガの方法論1 おれ流 (コミック)

マンガの方法論1 おれ流 (コミック)

アルビウェイ
http://niigataaway.wordpress.com/
https://ja-jp.facebook.com/pages/Albiway%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%93%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4/170255366421916

パス回しも、湘南の場合、受け手が既に立っているところに出すパスが多いですが、
新潟は本当に小気味よく、相手がなぜか空けたところへ出して、
ちゃんとどんぴしゃで味方がどこからかそこへ走り込んで、が多かったでした。
(ムサシくんみたいにそれに苦心してる子もいましたが)
だからよくつながってた。鞠が硬かったのもあるかもしれませんが、
硬くなるのは浦和だけでじゅうぶんです。
ゴーンの給料が高すぎて経営圧迫の格差社会日産じゃないんだから、固くなるな。

そういえば、マリノスクイーンが、トリコロールマーメイズ*2という名前になっていて、
そこだけ湘南が横浜に勝ったのか、と、ふと思いました。
あとはワルノス*3アフラックの宣伝にでも出ればいい。

川崎横浜戦は普通にチケット入手不可能ですので、
次は予定通り平塚で大宮戦を観ようと思います。
湘南は今節広島に負けましたが、最少失点で済んでよかったです。
日産で「湘南使えね〜」みたいな声も聞かれませんでした。
新潟側に座ってたからかもしれませんが、どうでもいい。

【後報】
鞠は風呂に負けて優勝逃しまんた。
(2013/12/7)