市民自由講座「ドラキュラと産業革命」聴講


案内文抜粋。

黒い闇にまぎれて夜の闇の中を忍び寄る
吸血鬼ドラキュラ 

実在の人物をモデルにした
「吸血鬼ドラキュラ」は
実は環境問題が産みだした怪物です。

なぜ、十九世紀ロンドンに
吸血鬼が徘徊するようになったのか
産業革命の視点からご説明いたします。

スラヴ民族の
吸血鬼伝説と、
ヴラド公について
述べた後、
大気汚染下の
ロンドン、
死者多発の
スモッグの霧の中
あらわれる
ドラキュラという
設定がスラヴ伝説の英国移植に成功した秘訣だったとし、
そこから、なぜ英国に産業革命が起こったのか、
またそれは巷間言われるものと違い、
実態はどういうものだったのか、をご説明いただきました。
所謂オヤジギャグに反応する聴衆がほほえましかったです。

講師の方の勤務先を存じ上げなかったので検索したら、
東京商船大学東京水産大学が統合されて出来た大学なんですね。へえ。

文化移植に成功するコツは、移植先にそれを受け入れる土壌を見つけ、
それに合わせて文化をアレンジすること、というところでしょうか。
英国が産業革命を起こしたのは、それをしなければならない程貧しかったから、
そのため、大陸に統合された強権国家が誕生しないよう、
絶えず離間工作を行う必要があった、という説明は温故知新でした。

http://www.ecomix.co.kr/data/focus/05061313_068.jpg今東アジアでそういう
必死さを持つ国と
言えば韓国かなあ、
と思いました。
地政学的に、
隣が北朝鮮中国(と日本)
なので。
日本が、いいものを作れば
海外に受け入れられる、
と無邪気に考えるように
なっていった(ならされた?)
(スーパー301条とかで)
家電などで逆転されたのは、
そのあたり韓国が文化移植の
コツをつかんだから
かもしれません。



『南伐』はWikipediaにあるくらい有名な90年代の韓国漫画ですが、
確か作者は、韓国の劇画家がほとんどそうであるように、
海峡を越えて池上遼一の影響を受けているとゆっていた気がします。

コンテンツ産業、どうなりますか。
インド仕様の巨人の星、結局現地でウケたのでしょうか。

この講座の公式
http://www.city.hachioji.tokyo.jp/event/koza/chuokominkan/042048.html