小田原の職人さんに桶を直してもらう

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0b/Jean-Fran%C3%A7ois_Millet_%28II%29_013.jpg/300px-Jean-Fran%C3%A7ois_Millet_%28II%29_013.jpg家人が、彼が長年畑で、
左のミレーの絵のように、
肩から下げて、
化学肥料撒きに
使っていた木桶を、
軽トラで踏んでしまい、
ひどくしょげていました。

死ぬ迄使うつもりで、
直射日光に当てないよう、
トラックの下に
入れておいて、
忘れて発進して、
踏んでしまったそうです。

もうこういうものを
売っているお店はないだろうと、
家人は聞く前からあきらめて、落胆していました。
でも、ひょっとしてと思い、農協や市内市外の金物屋を廻ってみました。
ありませんでした。

で、ネットで桶職人を検索してみたところ、
小田原にいらっしゃったのですが、*1
寿司桶や米櫃、味噌桶風呂桶ならまだしも、
例えば馬鈴薯の種イモを薬剤にまぶして蒔く時に肩紐で下げる桶ですので、
やってもらえるのかどうか、失礼にならないかなど、とても考えました。

なにしろ、家人が「こいおけ」と呼んでいたものです。
「こい」は、コエ(肥)です。死ぬ迄使うと豪語すれども、肥桶です。

で、メールを送って電話して、物を見てもらい、
概算の連絡まで折り返し頂いて、快諾にて、やって頂けました。
(値段は非常にありがたいものでした)


これが修理なった桶です。
本当にうれしいです。三か所あった補修箇所それぞれキレイに取り換え、
紐の位置はずらさず、
箍(タガ)までもうひとつ新たに巻いてもらいました。
しかも竹のタガです!

本当に感謝して、
うれしいです。
これから御礼と、
入金をします。

あまりうれしいので、
オマケに
水を飲む猫の
写真を載せます。

桶を小田急線で
持って行こうか
オダアツで行こうか
宅急便で行こうか、
箱がない
宅急便屋にも
郵便局にも
ドラッグストアにも
スーパーにも
入る箱がない、
などいろいろ
そこでもありましたが、
塞翁が馬でした。