『家呑みのススメ 全国ご当地オツマミ作ってみました』読了

家呑みのススメ 全国ご当地オツマミ作ってみました

家呑みのススメ 全国ご当地オツマミ作ってみました

酒に関する本ばっか借りてるので、図書館の司書さんが、
「こんな本も入ってますよ」と紹介してくれた本。
『湘南 いそいそ家飲み日記』*1なんて本も読みましたが、
いろんなエッセーコミックがありますね。

この本は、東京在住の関西人夫婦という点でまず特色があり、
オット大阪ツマ京都なのですが、大阪色が強いです。
京都のおばんざいが、作者的に目新しくないからかもしれません。
しかし、死語「阪僑」を彷彿とさせる夫婦だなあ。
育児コミックでもあるのですが、三〜四歳の長男がまず関西弁喋るんですよ。
テレビより両親の会話が濃厚なんですね。素晴らしい。

全国各地まんべんなく、おつまみ料理(のコピー)を自作トライする
企画マンガなのですが、作者出身の関西が強いのはまだしも、
なぜか西が東より味の印象がクリアでした。少し理由を考えてみましたが、
九州の料理にトライするさい、必ず「甘い味付け」というコメントが入るんですね。
京都人は砂糖の味付けを???とする伝統観念があると聞いてますので、
それもあるのかとは思いますが、ジッサイ九州の味付けは甘いし、
それをちゃんと毎回コメントしてるので、レッテルが読者に届くんですね。
それに対し、東の料理は、多分しょっぱい、だだ辛いんじゃないかと思うんですが、
(作者的には)、家で自作するわけだから、その辺は調節出来てしまうので、
必ずしもレシピ通りではなく、従って味をシンプルに表現するキーワードなどがなく、
それで印象がぼけているのかな、と思いました。

あと思いついたことがあれば、後報で。
【後報】

おいしいご当地スーパーマーケット 47都道府県で出会ったひとめボレ食品さん

おいしいご当地スーパーマーケット 47都道府県で出会ったひとめボレ食品さん

紹介されてたこの本読んでみたいと思います。
(2014/8/1)