明日は出かけます


相武台下 夕方


相武台下 夕方


電線にとまった白鷺。まだ子どものようにも見えます。座間 朝


この動画のコメント欄の争いがよく分かりません。

ビッグコミック高橋のぼる劉邦』で気になるのは、
登場人物の名前が、主要キャラは日本語の音読みなのですが、
端役が現代中国語読みになっている点です。

公式 https://bigcomicbros.net/comic/ryuho/
(キャラ紹介はメインのみ)

なんで読みを統一せず分けてるのかも分かりませんが、
そもそも古代中国語は現代と音が違うはずで、
(だから日本にも呉音とか漢音とか唐音とか宋音とか、
 違う読み方が各時代それぞれに入ってきた)
秦末なら中古音、否、上古音だろうと思うので、
「桃」をタオと読むのはまだしも、
「黄さん」をホアンさんと読むことに違和感を感じます。
日本には奈良時代以降、黄土色のオウとか黄泉のコウで入ってきたわけですし。
それより古代の話なのに、ホワンと読むのはへんじゃいか。

上古音 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E5%8F%A4%E9%9F%B3
中古音 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%8F%A4%E9%9F%B3
カールグレン Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%B3
東洋学の系譜 欧米篇 版元大修館書店
http://www.taishukan.co.jp/book/b197855.html

東洋学の系譜 欧米篇

東洋学の系譜 欧米篇

ファンソンホンのように、ハングルでもホアンに似た、ファンで読むから、
いいじゃいかという話ではなく、広東語の香港では、バリー・ウォンの、
ウォンですし、閩南語では、確か、ng音だったので、ボータン(牡丹)の、
『タイからの手紙』を冨田竹二郎が訳した時、潮州系でない、福建系で、
黄金というキャラが出てくるのですが、ン・キムとカナで書くと、
日本語として「ン」を語頭に置くことに強い忌避感があり、ウン・キム、
と表した、と、訳註にあったのを思い出します。蝸牛論でいっても、
だから、秦の頃の「黄」をホワンと読むのは、どうかなあ、ということです。

タイからの手紙 上 勁草書房
http://www.keisoshobo.co.jp/book/b25290.html

話がそれますが、例えばナニワの黒豹エムボマは、
"Mboma"ですから、東京のほうの日本橋"Nihombashi"のから始まる名前で、
そう記せばよかったのに、を語頭に置いてはいけない、
上古から神代から伝わる日本の謎の禁忌力が働いて、
エムボマと書くことになったと私は思っています。他にも何人か、
アフリカ系の名前で、日本語のカナで書く際、から始まる名前なのに、
そう書かれなかった名前があったと思いますか、憶えてません。
逆は、ミヨコアキヤマでお馴染みユッスー・ドゥールが、ぱっと出ます。

パトリック・エムボマ Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%A0%E3%83%9C%E3%83%9E

唇を閉じて「ンボマ」と発音するのが正しいが、フランス時代に誤って「M'boma」と綴られたため「エムボマ」と呼ばれるようになったとされる

日本じゃなくてフランスのせいになってますが、どやさ。

ユッスー・ンドゥール Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%83%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%AB
ベキ(大統領)Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%9C%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%99%E3%82%AD
モケーレ・ベンベ Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%99

エジプトのラク大統領(元)は、"Mubārak"なので、
でなくでいいようです。

今日は床屋も閉まってましたし、メールのやりとりも、
かなりコペルニクス的転回でしたが、終わりよければすべてよし。
なんとなくよい一日で終われて、よかったです。涼しいし。
ほき過ぎた紫蘇をこいで回りました。うん。