『ムシヌユン(5)』 (ビッグコミックス) 読了

本当はまだ読了していません。
フットボールネーションの11巻と、大矢ちきといっしょに、
アマゾンで買ったのですが(大矢ちきがホニャクラブになかった)
このマンガ、これまでと違って、この巻では何か違和感があって、
それは何か考えながら読むとなかなか読み進めなかったのですが、
やっと分かりました。テンガです。今の若い人のモテというか、
オナヌーというか、TENGAによって救済されている人が多いと思うので、
あとそれとVRがあれば、この主人公のように生身を求めて、
悶えまくる人はいないと思うのです。その意味でこの漫画は、
近未来を設定しながら、描かれている欲求不満のキモオタ主人公は、
TENGA以前の人類が持っていた恥じらいを身に付けていて、
もうそれは今の若い人は割り切っているから捨ててしまってるんでないかい、
と思うのです。どうでしょうか。大河SFに言うべきことではなかったかも。
しかし、あれもこれも飲みこんで膨張する京都精華大漫画学部。
梁山泊なのか、ひとつに溶けあって生物都市となるのか。
十二月は酒のほそ道諸星大二郎に新刊があるぞと。以上
【後報】
装丁 河野未彩


亜熱帯SF漫画ワンダー全開!!!
めくるめくリビドーの宇宙に各界より絶賛ゾクゾク!!

帯裏
島と地球を変えたチカラ…
僕のエロスは、
その“秘密”に繋がっている?!
益々どうしようもない僕のリビドーと雄々しい屹立。
そこえ与那瀬島の艶めく女性たちと、
うごめく蟲たちもが、惹かれてくるのは…ナゼ??
そして島の外では、全世界で超絶危機が迫る!!

あと、帯は著者の新書*1の宣伝もあります。
ここから、食べログのレビューなんかで、讀んでて不必要だと思う導入部、その店にたどりつくまでのレビュアーの思索遍歴、彷徨などを書きます
上記感想を書いてから、まだほんとにちゃんと読んでなかったので、
今日午後、家で電話待ちの待機をしてたので、そのあいだ、
眠ってしまうと電話に出れないので、これを読もうと頑張って読みました。
ここまで、食べログのレビューなんかで、讀んでて不必要だと思う導入部、その店にたどりつくまでのレビュアーの思索遍歴、彷徨などを書きました
TENGA云々ですが、読み進むと、主人公のぼっきっきそのものが、
生硬な精巧なAI、人工知能の集積であることが明らかになり、
生物の目的が種の保存であるなら、セックスの目的は遺伝情報の交換、
それに特化した人工生命が進化を続けるというトンデモ命題のひとつが、
明らかにされつつあり、それが超新星だか中性子星だかで、
ちたまを襲うという、みぞうゆうの危機で一億四千万の人命が犠牲となり、
しかし人類はあと69億人の尊い人口を有し、依然微動だにせず、

頁179
りりさ「難しい話はチンプンカンプンだけど、要はこいつをコーフンさせればいいんでしょ?
ズグン…(股間の擬音)
りりさ「男のチンチン勃てるのだけは、私、得意だから…(ここから手書きのセリフ)他に特技ないから」フッ 自虐的
昆虫学者「フーム。しかし、昆虫の知識がある人間の方が…上原くんじゃちょっと不安やし。」 落第生 ずーん ←昆虫の名前をたくさん覚えてるだけの人

たぶんお話の構造をシンプルにするためでしょうが、冒頭、
中国要人十万人がタンゴ星団から木星に飛来した邪神星によって、
同時に瞬殺され、中国は内戦状態に突入、国家崩壊します。
世界=アメリカ、そして日本と隔離された沖縄の島、という世界観。
家畜人ヤプーも、日本人を除く黄色人種すべては細菌だかなんかで死滅、
というご都合主義的設定でしたが、やっぱそうしたいのかなあ。
韓国は描かれませんが、まあいんじゃいかと。そこまで書きだすと、
キリがない。以上
(2017/12/6)