映画「勝手にふるえてろ」（英名：Tremble All You Want ）劇場鑑賞

http://furuetero-movie.com/
http://2017.tiff-jp.net/en/lineup/works.php?id=30
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%9D%E6%89%8B%E3%81%AB%E3%81%B5%E3%82%8B%E3%81%88%E3%81%A6%E3%82%8D

ようやっと本家本元こじらせ女子映画を観てきまんた。厚木に。

私自身はリクエストせず、乗っけていただいたカタチになるので、
大いに感謝しております。厚木でやってくれてよかった。

ほかの方の本作感想　本年元日
http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20180101/1514794431

「崖っぷち乙女」なるジャンルが邦画に存在しているのか、
「勝手にふるえテロ」がウケたから、宣伝が模倣したのか。
（ガンプラのまがいもののように）気がつくと同種の映画が数本かかってました。
理由は謎ですが、女性は、映画が安く見れる日が男性より多いいですから、
そこをターゲットにした映画が多く制作されたのかもしれません。憶測。
本家観るまでに、崖っぷち祭りを個人的に開催し、幾つかかかってるのを、
見て回りました。ピンカートンはちょっと違うかなと思いますが。

＜こじらせ女子映画祭で見た他三作品＞
2018-03-30
映画「ピンカートンに会いにいく」（英語タイトル？：pinkerton movie ）劇場鑑賞
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20180330/1522356939
2018-04-02
映画「見栄を張る」（英語タイトル："Eriko, Pretended"）劇場鑑賞
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20180402/1522672785
2018-04-12
映画「三十路女はロマンチックな夢を見るか？」（English title: 　　）劇場鑑賞
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20180412/1523551758

主演女優さんはこの映画、工数も人月もかかってないとしておられますが、
並べると、ほか三作品とは時間もお金も桁違いな気がします。

20141230　ホリプロ　目黒
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20141230/1419923811
かのホリプロとメ〜テレがついた映画。しかし前半は、
ツッコミどころがてんこもりの盛り沢山で、これで後半、
邦画のツネで、たるんだり緊張感が切れたらそこをあげつらってやろう、
と思って鑑賞しました。（ロクな客じゃないです）
片桐はいりのワキは見えるし（彼女のキスシーンもあります）
片桐はいりは干物を専用の網かごで作ってるし、
ワカコ酒の女優さんが演じた別のこじらせ映画とちがって、
本作のヒロインは寝起きほぼすっぴんで、で冒頭いきなり泣いてゐる。

上のUSJのアトラクションのポスターなみによしか泣いていました。
チャゲ＆よしか。

ヒロインの会社がヘンな会社で、「花火課」があって、
計算にエクセル使わず電卓と手書きでえんえん仕事していて、
女子大部屋があって、全員もぐもぐタイムとシエスタがある。
消灯して女子社員全員一定時間昼寝します。
目を疲れさせない。彼らは、千束稲荷の横を通って出勤します。

原作のWikipediaだと、腐女子通り乙女ロードの池袋に、
会社があることになっているので、たけくらべの舞台に移動した理由は、
不明です。紫明通り。おめーよー。めえめえ仔山羊が鳴いてます。
上京組多数で構成される在京中堅会社は、マルチが流行ったりすると、
大変なことになりますので、その辺の防御策もチラッと出てくると、
勉強になるのにと思ったりしました。基本は各自で防衛なんでしょうが。

綿矢りさの原作は未読です。インストールも蹴りたい背中も未読。
蹴りたい田中は読みました。まあまあでしたです。

蹴りたい田中 (ハヤカワ文庫 JA)

綿矢りさが京大だったら読んだかもですが、私大に進んだので未読。
うそです。平野啓一郎も森見登美彦も一冊二冊しか読んでませんので。

この女性、日本人が演じてると思います。あっ、ちゃんと喋ってる、と思ってるうちに、
何喋ってるか分からないスピードでズバババと話し始めました。でもたぶん日本人。
はっちょんは、スワロウテイルのチャラ並みに正しかったと思います。
それはそれとして、コンビニ店員が名札ないのはオカシイ。
そういえばヒロイン、寝る時足を擦り合わせてオー脚予防、
スキマをなくして寝てますが、中国人が、足のかたちがよくなるよう、
娘の足縛って寝かせてるようだと思いました。

ボヤこわいです。

タイトルは、観客がヒロインにそう言ってるのだと思ってましたが、
観ると、そうでもないことに気づかされます。
この使い方が衝撃的でした。B型って本当に…

死ぬまで童貞の人に会ったことあり、その人は勿論買うとかしない人で、
「別に（童貞が）恥ずかしいことは思わないけどね」
とのことでした。ヒロインの虚偽休暇、そういう価値観もあるんでしょうけど、
そうでない人も知ってますので、少し黙考した、というはなし。

個人的には、役者さんの演技力と、台本だけでやってのけた、
ピンカートンのほうが…とも思います。ふるえテロは、
かなり細かくいろんなテイクを撮って、それを編集して、
つなげてつなげてで、それが見どころの面もあるかと。
「視野見」を観客に追体験させる知恵とか。以上