昭和館 (National Showa Memorial Museum)「希望を追いかけて 〜フロリダ州立大学所蔵写真展〜」鑑賞


九段下
公式 図録
http://www.showakan.go.jp/publication/zuroku/catalog201803.html
フロリダ州立大学公式
The Oliver L. Austin Photographic Collection
Collection: Occupation of Japan
http://digital-collections.ww2.fsu.edu/omeka/items/browse?collection=1
確かあさっしんぶんだと思うのですが、この特別展の紹介記事があり、日本だと残されてる写真がみんなセピア色なのでセピア色の時代と思い込みがちだが、当たり前だが当事者の生きていた空間はカラー天然色で、世界は色彩に満ちていて、われわれはそれをなかなか想像し難いが、進駐軍随行した学者の撮影したスライドで、その一端を伺うことができまんた、みたいな記事があり、それを読んで、ちょうど新宿のケーズシネマで前売りを買わんならんくて、ケーズシネマといえば、前身はあれも「昭和館」でおまんがな、こらおもろいわ(どこが)ということで、行ってきました。館内撮影禁止ですが、おもての看板などはいいだろうと、撮れる範囲で撮りました。


丸の内 これが昭和21年とか22年というのですから。

小さな傘を売る男性 東京都小金井市

同潤会の青山アパート 東京都渋谷区神宮前

カモを持つオースティン 昭和22年(1947)頃

確かにカラー、いいなあと思いました。芸術的なことをいうと、モノクロにはモノクロのよさがあるわけですが、記録としては、肉眼と同じカラーがぜんぜんいいと思いました。記録媒体がカラーから白黒になると、それで断絶が発生するような気がしますが、実際は、やはり連綿とひとの暮らしは続いていたのだと。
鉄道駅のアイスキャンデー売りの写真がよかったです。中国でも、"雪糕"シュエガオとか"冰果"ビングオと呼ばわり乍らプラットホームを歩いていたアイスキャンデーの売り子を思い出す。


ここからは私が今日撮った21世紀の九段下点景。武道館


池というかお堀


ボーツー先生の著書『靖国』に出てくる、明治時代は東京湾からも見えたガス灯というのは、これかしらんと思いました。ランドマーク。


2015-05-28『靖国』 (新潮文庫)読了
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20150528/1432829555


これは工事中の九段会館金大中も吃驚。

以上