ブックデザイン ツノッチデザイン 月刊コミックビーム 2021年1~6月号連載 読んだのは2021年6月の初刷。編集担当 吉原伸一郎
完結巻。ユキ刑事の小じわが克明に描かれます。いいのかなあ。バイト先が「チャウさん」と呼ばれていて、謎が一つ解決。紙飛行機の伏線も回収。
サファというムスリム女性刑事の新キャラ、頁32はとてもよくて、読んだ甲斐があったと思いましたが、ムスリム対西洋とばかり考えられないのが最近の私です。①パキスタンでは女性の社会進出は実は日本以上とも考えられている。みんなブルカしてるけど。と、パキスタン映画のパンフで専門家が書いてました。②アフリカのナイジェリアとかに行くと、ボコ・ハラムみたいな原理主義を名乗った男尊女卑暴力集団が、キリスト教徒や穏健派ムスリムを襲撃しまくってて、社会進出した女性は標的。③今はもう店を閉めてるように見える南林間のパキスタン料理店の女性オーナーも、同朋客の扱いに苦労してたようなしてないような。
行動=贖罪。で、エリス警部は、解放されたのか? という問いに対し、日の当たる部屋でコーヒーを飲む姿。いい話だなあ。オチがこんなにしまると、読んでてうれしくなってしまう。
バディものとしてシリーズ化するわけでもなく、新作は(ウルトラジャンプのは知りませんが)団地ともおとか浦安鉄筋家族とか、あと名前忘れた明石の瀬戸大橋みたいなマンガっぽい感じに予告だけ見ると見え、やってみたいのならやりなはれ、でも、このマンガで、アルは劇中世界から卒業としても、エリス警部シリーズとして、その後の彼の人生を見たい人はたくさんいると思いますよ、と思いました。
今週のお題「一気読みした漫画」
記事編集画面に表示される「お知らせ」をうっかり消してしまったので、そこに書いてあった煽り文句はうろ覚えです。
以上