BOSTON ボストン美術館の至宝展 東西の名品、珠玉のコレクション 米国屈指の美術館決定版。ゴッホのルーラン夫妻、二人そろって日本へ。幻の巨大涅槃図、奇跡の里帰り。


中央林間

http://boston2017-18.jp/

【後報】
中央林間
(2017/8/6)

Find my Tokyo. 行けば楽しいH09日比谷線東銀座Higashi-ginzaは、眺めても楽しい東銀座でした。 メトロでひろがる、お気に入りの東京


東急田園都市線

いま、私がいる場所は、浜離宮恩賜庭園。その昔、江戸の大名たちも愉しんだ景色を眺めながら思いました。東銀座という街は、訪れる人をいろんなカタチで楽しませる。たとえば、昼に食べたぷるぷるオムライスの喫茶YOUや、歌舞伎役者御用達のタンシチューの銀之塔。完熟バナナにこだわるバナナジュース専門店 BANANA JUICEのいずれも、ただならぬプロのこだわりがあるんです。他にも自分の名前で千社札がつくれるストックプラスや自分だけの練香や匂い袋をつくれる香源も人気だとか。この街の伝統である整理された街並と豊かな文化で、これからも人を魅了し続けていくんでしょうね。

http://findmy.tokyo/gallery
<これまで撮ったFind my Tokyo>
茅場町
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20170704/1499150438
妙典
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20170609/1497025350
浦安
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20170505/1494001777
西船橋
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20170501/1493637065
中野坂上
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20170323/1490216102
ラソン
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20170204/1486154638
中野
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20170110/1484035440
赤羽岩淵
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20161216/1481902373
西ケ原
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20161109/1478671447
王子
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20161018/1476790965
乃木坂
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20160923/1474625558
広尾
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20160814/1471157583
麻布十番
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20160715/1468564431
清澄白河
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20160607/1465282167
木場
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20160507/1462609220
門前仲町
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20160421/1461227100
南阿佐ヶ谷(前任者)
http://d.hatena.ne.jp/stantsiya_iriya/20160109/1452337195

【後報】

日比谷
(2017/8/8)

時をつなぐレール。イタリア大使たちも、夏山から降る蝉の声を浴びながら、この涼やかな湖畔を歩いたのでしょうか。


東急田園都市線

中禅寺湖畔 イタリア大使館別荘記念公園

中禅寺湖畔は明治中頃から昭和初期にかけて多くの大使館の別荘が集まり、国際的避暑地として発展しました。園内の建物はイタリア大使館の夏季別荘として建造されたもの。内外装は復元されて当時の暮らしを伝えています。昭和の夏に想いを馳せ、涼やかな風に吹かれてみてはいかがでしょうか。

『死のドライブ 』(文春文庫) 読了

死のドライブ (文春文庫)

死のドライブ (文春文庫)

宮部みゆき編『贈る物語 Terror』*1所収の、
デトロイトにゆかりのない車』はここから採ったとのことで、
ヴィークル、モータリゼーションのホラーばかり集めた短編集とは珍しい、
と思って借りました。全19編。ジッサイには、ホラーばかりでもないかったです。
不思議な神秘的な話とか、狂っているのは実は人間なんだ(棒 とか。
編者はイギリスの有名なアンソロジストだそうで、
かつじっさいにカーキチだとか。訳者は訳す際、既に邦訳のあるものも、
ポリシーで読まずに訳して、その後既訳を読んだとあとがきに書いています。

野村芳夫 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E6%9D%91%E8%8A%B3%E5%A4%AB

表紙カバーの折れてるとことか見て、このしとの訳業として最大の功績は、
チョンクオ風雲録をバババッと訳したことでしょう、と思いました。
私はネットの古書サイトを通じて、梅田の古書店から入手しましたが、
未読です。そんなのばっか。チョンクオは、チュンクオとカナあてたほうが、
より正確かと思うのですが、中國のウェード式アルファベット表記で、
ピンインだと、チョングオと、濁ってまう)銀河宇宙の未来中国戦記?だったかと。
21世紀のシノワズリ垂涎の一冊…ではないですが、物好きにはいい本なのかな。
でも未読。

<収録作品と感想>

第一部 自動車狂−死の機械

『トラック』スティーヴン・キング
"Trucks" by Stephen King
スティーヴンキングらしいホラーだと思いましたが、
 私はスタンドバイミーもクジョーもイットもペットを責めたれも、
 全然キング読んでないので、何故そう思ったか不明です。
 原作映画はそれなりに見たから、それでそう思ったのかな。
 巻頭を飾るにふさわしい、何故アメリカ人とマイケル・ベイは、
 延々トランスフォーマー固執し続けるのか? が分かる小説です。

『つちけむり』E・F・ベンスン
"The Dust Cloud" by E. F. Benson
モータリゼーション初期に於ける幽霊自動車の話。
 松谷みよ子編現代民話考の、狸が化けた陸蒸気とか、
 自動車の話を、そう聞かされると連想する気がします。
 聞かされなければ、英国ゴシックホラーやんね、としか思わない。

『二度目のチャンス』ジャック・フィニイ
"Second Chance" by Jack Finney
⇒盗まれた街も未読の私が言うのもなんですが、
 デロリアンとドクがいつ出て来てもおかしくない話です。
 勿論こっちが全然先ですが。頁85、日本の眠りの精、
聴いてみたい! と思ったら、英語版wikipediaで聴けました。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/7e/Japanese_Sandman.pdf/page1-330px-Japanese_Sandman.pdf.jpg
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Japanese_Sandman

『中古車』H・ラッセル・ウエイクフィールド
"Used Car" by H. Russell Wakefield
⇒やり遂げることの大切さ、人間賛歌。粗大ごみのふとんは、
 お亡くなりになられた方の布団だから収集所からぱくるな、など、
 昔言われたことがあります。じゃあパクったのかというと以下略

『決闘』リチャード・マシスン
"Duel" by Richard Matheson
⇒あまりにも有名なスピルバーグの激突!の元ネタなのかな?
 ネタバレですが、オチが健康的です。

『わたしの車に誰が坐ってたの?』アントニア・フレイザー
"Who's Been Sitting in My Car?" by Antonia Fraser
つのだじろうが女性週刊誌に発表したマンガみたいな話。

デトロイトにゆかりのない車』ジョー・R・ランズデール
"Not from Detroit" by Joe Richard Lansdale
宮部みゆきのほうに感想書いたので、割愛。

第二部 高速道路での無謀運転−追い越し車線の殺人

『高速道路で絶対に停車するな』ジェフリー・アーチャー
"Never Stop on the Motorway" by Jeffrey Archer
⇒うまい! としか言いようのない佳品。こだまひびきなら、
 そんな奴おれへんやろ〜と言うかもしれませんが。

『死の車』ピーター・へイニング
"The Death Car" by Peter Haining
⇒編者自身の作品。俺たちに明日はない、とか、
 ボニーアンドクライド、とかを、誰もが知っている、
 という言外の前提があるのですが、21世紀、果たして。

『夜間法廷』メアリー・エリザベス・カウンセルマン
"Night Court" by Mary Elizabeth Counselman
松谷みよ子『茂吉のねこ』のねこのセリフ、
 やんだ、おら、茂吉が好きだもの、
 を思い出しました。今あらすじ見返すと、
 茂吉はだらしない大酒飲みで、私は静かに目をつむります。

 頁237、「鋼鉄の大梁をも溶かす目差し」分からなかったので検索しました。

大梁とは - 建築用語 Weblio辞書
http://www.weblio.jp/content/%E5%A4%A7%E6%A2%81
梁 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%81

『事故多発区間ラムジー・キャンベル
"Accident Zone" by Ramsey Cambell
⇒中国の山間部にも、運ちゃんたちが、ここを通るときは、
 息をとめて、エンストしないよう祈りながら、走り抜ける、
 箇所があるやに聞いたことがあります。今グーグルマップで探しましたが、
 高速道路の網がバカスカ出来てて、もう昔の峠道とか、分からなかったです。

『最後のレース』アラン・ディーン・フォスター
"The Last Run" by Alan Dean Foster
⇒命知らずの運転手と書いてバンザイ・ランナーと読む。とか。

『ヒッチハイカー』ロアルド・ダール
"The Hitch-Hiker" by Roald Dahl
⇒これもうまい! と思いました。
 このアンソロジーには、映画化作品や、映画にヒントを与えた小説が、
 ゴロゴロしてますが、さすがにこれはルトガー・ハウアーの、
 ヒッチャーとは無関係かと。

『クラッシュ』J・G・バラード
"Crush" by J. G. Ballard
⇒長編の第一章を抽出とのこと。クローネンバーグが映画化して、
 えらい酷評されたり、カンヌで審査員特別賞獲ったりしたとか。
 映画見てません。

下記のカーセックル版と評されたそうですが、下記も見てません。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/thumb/f/f6/Ps_the_cd70_1090.jpg/330px-Ps_the_cd70_1090.jpg
Oh! Calcutta! Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Oh!_Calcutta!

第三部 クロム・キラー−未来のオートゲドン
⇒オートゲドンとは、「車による大破局」だそうです。

『デス・レース二〇〇〇年』イブ・メルキオー
"The Racer" by Ib Melchior
⇒アンチモータリゼーション論者が極端に作った話、
 として括られてしまう気もします。

『景色のよいルートで』ハーラン・エリスン
"Along the Scenic Route" by Harlan Ellison
⇒アイデアで勝利する話をアイデア作家が書く、という滋味。
 エスエフが現実のものとなった数少ない実例として、
 騒がれた小説だそうです。作者自身が、1969年のこの小説を、
 1997年頃かなあ、OJシンプソン騒動の頃、回想した付記が、
 併せて収録されています。

『異端車の火刑』ロジャー・ゼラズニイ
"Auto-da-Fé" by Roger Zelazny
⇒スペインの闘牛はなぜ牛と闘うのだろうか、
 ドッグレースも、東洋の闘鶏も闘牛も闘蟋も、
 みな動物同士の戦いなのに、なぜ、と思いました。
 競馬は人が乗るし。

『違反』ウィリアム・F・ノーラン
"Violation" by William F. Nolan
⇒道路以外に、グリッドウェイという交通インフラがあるという、
 設定になってますが、グリッドがなんなのかさっぱりでした。
 送電線で人が移動できるわけもないし…

『乳のごとききみの血潮』 イアン・ワトスン
"Thy Blood Like Milk" by Ian Watson
⇒さいごの作品がジュディス・メリル好みみたいな、
 なんちゅうか、ロングロングアゴーと書いて遠い未来と読む、
 みたいな。全然関係ないが、つい数日前、夏休みこども電話相談室で、
 ミルクの成分は血液から出来ている、赤血球のが抜けるから、
 赤い色でなくなる、と、先生からの説明をラジオで聞いたばかりです。
 先生、NHKでうれしそうに、JSの相談者に、おっぱいおっぱい連呼以下略

以上
【後報】
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/414ZMPP1ZKL.jpg
https://www.amazon.com/Death-Wheels-Peter-Haining/dp/0285635077
(2017/8/6)

雑感四点


入谷

蒸すような、涼しいような、びみょうな天気でした。

駅から遠い、国道沿いの立ち食い的なそば屋に、初めて行きました。
むかし何度となく深夜ふらふら呪詛の文句を並べながら歩いた道を、
午前中何人もの人と連れ立って行くのは、隔世の感です。
食器下げるところにつまようじ置いたり、ラーメン屋にあるような辛みそがあったりと、
随所にトラッカーからのフィードバックや、くふうが見てとれる楽しい店でした。

ホームカミンデーだとかで、がっこから、これだけのあんたの同期生と、
連絡がとれんにゃわ、しっとったらおしえたってちょーよ、みたいなおてまみ來了。
えーこの人もバニッシュしたんか、この人も、と見ていき、
ちょっとせつない思い出の人も消息不明で、まあ知らせてないだけだろうし、
自分が連絡つくひとりかふたりには、がっこからこんなんきとったよ、
あんたどうしなさるん、みたいなメール送ろうとして、アドレス紛失に気付きました。
年賀状のタバから探して、郵便で聞きます。おしえたっても、いーい? 的な。

おフロセット入れるような、ビニルバックがほしくて、百均まわって、
まだ見つからないので、めんどくさいのでその辺の網袋買いました。

ごまめにはおどろきました。シン・ゴジラ豊洲ロケの裏話や、
やまゆり園への迅速な訪問が、まるで、昨日のことのようです。
一年経ったわけですが。なんとなあ。白髪鬼甘利の復讐劇は、いつの日か。
眠剤は白髪が増えるんだなと思いました。そうでない人もいますが。

まあまあの日でした。おやすみなさい。