『原発幻魔大戦 日本発狂編』 (ビームコミックス)読了

たくさんはてなブックマークがついてる、
「佐川急便、アマゾンの負担転嫁に耐えられず取引停止…ヤマト一極集中への懸念」
http://biz-journal.jp/2013/09/post_2999.html
という記事など読むと、ああ、この本注文して申し訳なかったな、と思うわけです。
土田世紀の本と合わせて注文したので、千円以上にはなってますが、それでもね。
で、下記新刊は、下手に予約すると、取り置きまとめ発送とかしてくれないので、
今回の注文と併せて注文して来月読みたかったですが、カートに入れませんでした。
失踪日記2 アル中病棟

失踪日記2 アル中病棟

作者が四月くらいにツイッターで、連載打ち切り宣言して、で、この本はその最後までです。
架空の主人公が、反原発反TPPのデモに出て報道に憤って、その合間に日常生活を送る。
第一冊のアマゾンレビューで、当時の空気を思い出すのにいいとかありましたが、まさにメモ。
メモマンガは継続することにしか意義がないので、版元がダメと言ってないのに、
作者が途中で投げて、カネがないとかツイッターで言ってるのは残念です。
なら最初からパニクるな。

危機でパニックというと、湾岸戦争いとうせいこうがそうだったらしいのですが、
当時はインターネットがなかったので、今その辺検索しても、
思い出、回想が幾つか拾えるだけですね。その時のナマはデジタル化されてない。
されてるとしても、フロッピーディスクで閉じてる。
グーグルは段ボールのFDまで検索出来ません。
フロッピーデータのサーバー保存は、コスト的にクラウドサービスの対象外です。
どうせゴミだし。

薬害エイズ小林よしのりは皆の記憶に残っていると思います。
終息後、日常へ帰れと彼は言ったが、若者は問題意識が高まってしまってそうはならず、
オルグとかもあったと思いますが、で、彼自身はそちらではなく、戦争論とかのほうに行った。
私自身、なぜ反原発と反TPPはセットなのか、
当時の小林よしのりみたいに、説明してほしい気もします。
是々非々ではダメなのか。
でも、説明はすでにネットのどこかにあるはずで、
探して読み比べて納得するのが億劫なんです。
これも、所謂決定麻痺のひとつか。

三巻では、主人公が、自炊するより安いとの理由で、毎食東急の弁当生活に入りますが、
こういう独身者は私のまわりにも出てきていて、
これこそ、記録として切り取って残しておくべきだと思うんですね。
私のまわりの人は東急ではなく、西友の298円弁当とか、とにかく一食三百円切る弁当です。
そこはマンガと違いますけれど、作者一流のトボケかもしれない。
第18話から引用するマスコミの見出しにマスコミ名つけ始めましたが、
頁(〇八九)で、虚構新聞の見出しがあって、笑いました。
素で間違えて、その後虚構新聞を鵜呑みにした人々の事件などを検索して、
どうでもいいと単行本化の際開き直って放置したくさい。
三巻冒頭でロスチャイルド陰謀説を居酒屋で唱える美容師さんが出てきますが、
だいたいみんな、広瀬隆ロスチャイルドの分厚い本出してることは知ってるから、
単純に「イタイ奴」と相手にせず話を聴くしかない。居酒屋で。

赤い楯―ロスチャイルドの謎〈1〉 (集英社文庫)

赤い楯―ロスチャイルドの謎〈1〉 (集英社文庫)

赤い楯―ロスチャイルドの謎〈2〉 (集英社文庫)

赤い楯―ロスチャイルドの謎〈2〉 (集英社文庫)

赤い楯―ロスチャイルドの謎〈3〉 (集英社文庫)

赤い楯―ロスチャイルドの謎〈3〉 (集英社文庫)

赤い楯  ロスチャイルドの謎4 (集英社文庫)

赤い楯 ロスチャイルドの謎4 (集英社文庫)

作者のそういうボケ面白いんですけど、(それもなかったら本当にしょうもない)
つかれたとかダメだとか言うんなら仕方ない。
作者も目のことで、漫画家としては残された時間が限られてるわけですが、
有限のなか、これをやめて、では何をするか。