『酒のほそ道 17』 (ニチブンコミックス)読了

酒のほそ道 17 (ニチブンコミックス)

酒のほそ道 17 (ニチブンコミックス)

あとがきは有田芳生
なんでもやる人と言われつつ、しかし、この本は面白かったです。
私の家は山の向こう―テレサ・テン十年目の真実 (文春文庫)

私の家は山の向こう―テレサ・テン十年目の真実 (文春文庫)

この巻の奥付を見ると二刷。16巻が五刷で15巻が七刷だったので、
初版の発行部数を17巻から大幅に増やしたのかしらん、と思いました。

お化け煙突の話も出てきます。親戚のオジサンが若い頃見たという設定で。
小学生時お化け煙突を見た両津勘吉は何歳なんでしょうね。

夏のこの時期読むと名作な、座布団の話が収録されています。
座布団が気になるのは、化粧も落とさず外出着を着たままで外飲みに付き合わされるOLの、
ある種のストレスの結晶のような気がします。
開放すると暑いから閉め切った室内で、フィルター掃除してないエアコンだったりすると、
余計座布団やタタミの臭いが際立つような気がします。

あと、頁174で、宗達からかすみにコナ…アクションかける展開があり、
まったくつれない返事をされており、へえ、珍しいと思いました。

永すぎた春 [DVD]

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何度も書きますが、ふたりの仲は上記三島小説なので…
派遣や契約社員のような不安定な立場でないんだし、
とっとと先に進んで、妊娠中や授乳中は飲めない妻に対し、
宗達がどう振る舞うかみたいな話も読んでみたいと思います。

女子大生の話は2話。こっちの始末は、予想しようがない。
宗達が十何年ブラックアウトしてる間に成長した実の娘だった、とか。
それはオールドボーイ。ネタバレご容赦仕る。

そういえば、山上たつひこのマンガに、
押し入れに閉じ込められて十数年忘れ去られた主人公、
というのがあったように思います。
確かクイズダービーはらたいらが正解してましたが、
いま検索してもどれのことか分からない。以上