漫画版『美は乱調にあり』読了

美は乱調にあり

美は乱調にあり

これも家人が図書館から借りて家に転がってたマンガ。
オール讀物連載ということで、アドルフに告ぐも文春連載だったし、
小説誌にマンガが載ってもちっともおかしくない時代ですが、
サイモンさんも苦労して活動の場を求めさすらっていると思いました。
寂聴の原作は読んでません。こういう話なのかと、マンガの便利さを享受しました。
人類は21世紀、セックスレスになって正解ですね。
大杉栄が猫や犬を殺して猫憑きになったり、病名をつけられて軍隊を去った話などは、
現代にも通ずる人生と思いました。
ただ、現代の青年アマカスはアマカスほど分かりやすいかたちをとらず、
そのアマカスがほとんど出て来ない話なんだな、と思いました。
というか、魅力的な女性がたくさんとアブない魅力の男性とクズの男性の話なので、
それの感想を書くべきなのですが、開いた口がふさがらなかったので、
これで感想を閉じます。以上