- 作者: ラズウェル細木
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2010/12/27
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
初期の巻の感想に、あとがき執筆者を書かなかったことが心残り。
誰かまとめてればそれでいいんですが、寡聞にして知らない。
この巻のあとがきはトキオの松岡。
宿に泊まって原稿用紙にエンピツで手書きしたとあります。
『松本』の『遺書』も手書き原稿だったと聞きますし、
理系の湯川秀樹が名文家であるように、天は何物を与えたりするので、
いい文章だと思いました。リライトする人が実はいました、
とか私が聞かされることは、ないと思います。
頁93
齋藤「宗達 お前
ここに
願かけして
酒と縁を
断ち切れ」
岩間「オレは
アル中
かーーーっ」
流石否認の病気。まず認めません。うそ。
頁40 コラム
私は音楽はもっぱらジャズしか聴かない。そんで、ジャズのLPとCDをしこたま所持している。
しかし、晩酌しながらそれらを聴くことはない。なぜかというとウザイから。
ジャズはバックグラウンド・ミュージックではない。1音1音、聴き耳たてて追いかけるような聴き方をして初めて感動できる。
でも、酒を飲みながらそんな緊張は強いられたくはない。
だから、私は、酒の店でジャズが流れているのもキライである。飲酒時にバックに流れるジャズは、ただうっとうしいだけ。
作者のこの一面は初めて知りました。そうなんだ。
この巻にアジア酒事情2009-2010というコラムが収録されてますが、
円安になった今こそ続けてほしいと思います。
メリットなくなったから行かんという庶民の声を乗せて。
女子大生は一話。
パックの切り餅はとんもころしが入ってるからホントの餅ちがうとか、
香港で白酒飲るとか、どこの無粋な北方人だよ、
白酒より、白話(広東では廣東語を指す)しゃべりやがれ、とか、
いろいろ思いましたが、バラエティに富んでいて、
痛風の不安などにも怯えつつ、それでもビールとレバ刺し、みたいな、
よい巻だと思いました。以上