- 作者: 山崎豊子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1993/08/25
- メディア: 文庫
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【後報】
山崎豊子展*1で見て、読もうと思った本。
しぶちんは、在庫がないので図書館で借りようと思い、
こっちは展示会で販売もしてたんですが、ならいっしょに借りようと思い、
買わずに帰ってリクエストしました。
こっちのほうが、しぶちんより、身につまされるというか、シビアな話が多く、
駆け落ちして京阪神に出てくるワケアリ男女の話は、田舎に頼れない辛さに、
しびれました。あと、へんねしという話は、ウラぼんちみたいな話で、
手を出す女オンナ全部不幸になっていくさげチンだんはんの話で、
特に、心中未遂を計られる(計画的でなく、酔ったイキオイ)の場面、
生きようと酩酊しながら懸命にもがくさまが、印象的でした。
そしてその後の、冷たい妻の視線。解説:権田萬治 カバー装画:高橋義治 以上
(2015/12/6)