(1)
昨日のお月見は、月に叢雲状態が続きました。
(2)
若い人とガンダムの話をして、まったく噛みあいませんでした。
私は一年戦争しか知らず、ゼータすら分からないのに、
相手はウイングとかシードが専門で、一年戦争は知識だけ。
それに加えて、相手にとっては、「スパロボ」と略される、
ゲームのガンダムががんだむ。
私はゲームしないので、もうさっぱりさっぱりでした。
ロボットは大別してリアル系とスーパー系に分けられる、とか、
モビルスーツはリアル系でエヴァはスーパー系とか云われて、
それは分かるけどもや、そもそもなんでリアルの対義語が、
スーパーやねんな。リアルの反対言うたらメルヘンやがな。
あるいはファンタジー、ドリーム。そないいうたほうが近いやろ、
なー、なーてー、せやんな?みたいな。
そもそもよく考えると、人の革新というか、洞察力が増大して、
ニュータイプになって、そうなれば相互認識がダンチなので、
もう戦争とかおこさんやろ、オールドタイプとちごうて、
という戦前の予測を裏切って、ニュータイプ同士でも、
さんざ戦争揉め事起こるんでっせ、というふうに、
モビルスーツ同士の戦闘シーンがないと困る富野が、
未来を改変してしまったので、そんならもうニュータイプいらんやん、
その後の戦争の物語を語る必要もないやん、と思います。
オールドタイプなのに自分をニュータイプと思いこんでたギレンとか、
そういう勘ちがい、おっちょこちょい、迷い道くねくね、
という話で止まるならいいかしれませんが。
(3)
故人の十七回忌があったとかで、ひっそりしめやかに、
さくっと一時間くらいで終わらせたそうですが、
卒塔婆が二万円ですか。相場知りませんし、検索もしませんが、
施餓鬼が五千円なので、アニバーサリーは違うんだな、と思います。
三十三回忌の時は、誰かが墓守してくれるんだろうか。
子孫のいない一族の、未来を想って、たそがれます。
(4)
私が行列に並ぶと、何故か私の後ろの人は、まっすぐ後ろに並んでくれず、
ナナメ後ろとか、ひどい時にはほとんど横に並んで、
そこからまた列が出来て、で、横に来た人は、私の前に割り込もうとし、
私はだいたいヒジやカバンでそれを防御します。
そういう星の下に生まれついた。割り込まれやすそうな外見ですが、
割りこませない。防御に成功した後は、ゆっくり相手の顔を拝みます。
(5)
今日発売のビッグコミックオリジナル
No.1303 20 第44巻25号 2017年10月25日号の、
コラムで、漫棚通信というブロガーのしとが、下記を紹介してました。
インドネシア少年の抗日・対オランダ独立戦争 (インドネシア歴史コミック オオワシ部隊)
- 作者: エドナ・キャロライン,トムディアン,井上治
- 出版社/メーカー: めこん
- 発売日: 2017/08/25
- メディア: 単行本
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インドネシアの漫画というと、小野耕世が昔紹介してた、
パシコムおじさん*1しか知りませんでしたので、
この21世紀の漫画のアツい絵柄は、ひょっとすると、日本が再び世界制覇に乗り出し、
その愚行に敢然と立ち向かった韓国軍と一部の北朝鮮特殊部隊を描いた、
前世紀韓国の大ヒット漫画、『南伐』を想い出してしまい、訳すなら、
ナムボル訳してほしかった、と改めて思いました。で、本書、訳した人が、
拓殖大学政経学部長とのことで、拓殖は左右でいうとライトだろうから、
めったな内容ではあるまい、と思ったのですが、世の中そんなに甘くなく、
さっそく下記のような煽りが見つかり、
〜日本占領下に置かれたジャワでは、オランダ植民地時代より遥かに人々は困窮に追い込まれた。少年たちが決起したのは、性奴隷にするため日本軍が誘拐した姉たちを救うためだった。
— 清風堂書店 (@seifudosyoten) 2017年8月29日
インドネシアの少年向け歴史コミックが訳されました。
『インドネシア少年の抗日・対オランダ独立戦争』(めこん) pic.twitter.com/YKGb6cqW8o
ごまめじゃないけど、背後から撃ってくる狙撃手というのはいるものだ、
しかもたぶんこれ善意のツイートで、地獄への道は善意で舗装されている、
そのまんまだな〜と思いました。日本の一般大衆は、もういい加減、
自虐には敏感で、アレルギー反応を示すということが、まだ分からないのだろうか。
(ビッグコミックオリジナルも、日本での版元めこんも、週刊読書人も、
オブラートで包む戦術で足並み合わせてるのに、ナニワのおっちゃん勇み足)
それはそれとして、全五部作の完訳のはずが、海の向こうでは、
版元が第六部表紙をツイートしてて、ストーンオーシャンと思いました、徐倫。
Dapatkan Segera Komik Komando Rajawali di https://t.co/LyWdypXVa5 pic.twitter.com/MJWjeG8ikd
— Gatra Kiosk (@GATRAKIOSK) 2017年9月8日
(6)
今号のビッグコミックでは、もう一つ、深夜食堂がチヂミの話で、
チヂミというと、私は、ある釜山の韓国人から聞いた話、
彼が来日して驚いた一つに、日本では方言のチヂミが一般化していて、
誰も標準語の単語を知らないこと、という話を思い出します。
チヂミ Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%82%E3%83%9F
Buchimgae Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Buchimgae
부침개 Wikipedia
https://ko.wikipedia.org/wiki/%EB%B6%80%EC%B9%A8%EA%B0%9C
その韓国人の話だと、チヂミはキョムサンドの方言でしたが、
またまたたぶん記憶違いで、今調べると、カンウォンドの方言でした。
在日コリアンの故地でも、カンウォンドはそんなに多くないと思うのですが、
チョルラドやチェジュドやキョムサンドやチュンチンプクドでなく、
カンウォンドのことばが、なぜ日本に定着したのか、分かったら面白いです。
その韓国人は、一流大学院出のエリートで、私に、連立住宅とはこういうものだ、
失われつつある文化、タバン(茶房)とはこういうところだ、
バンサクラという漫画は日本のことを毎回描いてる夕刊紙の人気漫画だ、
などなどいろいろ教えてくれた人で、徴兵も通いの軍隊という奴で、
軍に寝泊まりせず、毎日自宅から軍まで出勤が許されていた、
という人でしたが、日本でもバブルの頃はいろんな人が道を外れましたが、
ソウルもハンガンの奇跡とやらの頃で、KBS?に入社して、
その後は知らないです。テレビ局、どうなんだろうな〜。
長い日記になりましたが、おやすみなさい。
*1: パシコムおじさん―マンガでみる現代インドネシア (双書・アジアの村から町から)