公式：http://www.tsumugumono.com/
厚木出身監督とのことで、明日で上映終了なのに二十人近く観に来てました。
いや、上海映画祭にかかったから、それでかな。
予告で、長幼の序を尊ぶはずの韓国から来た姐ちゃんが「クソジジイ」と宣っていたので、
それで観ました。いろいろ無理がありそうな映画で、やっぱり無理がありましたが、
（ほかの観客も「無理があるわねえ」とゆっていた）たぶん酒席で、どっかの人に、
「韓流」「介護」「日本の伝統技能・職人技」の三大噺で大喜利やれとでも云われたのかと。
(1)
百済時代の面影を残す韓国・扶余（プヨ）とのことですが、
横浜橋商店街みたいなとこしかロケ使ってません。あと博物館。
正直そんなに宣伝で持ち上げる個所か疑問。いろいろ便宜はかってもらったのかなあ。
しかし、監督が日本人なのに、キャラがハングルだと韓流になるから不思議だ。
なんで博物館の仕事をそんなあっさり、ギャグを交えて辞められるのか。
セリフがハングルだから違和感がないというおそろしさ。
(2)
チュンチョンナムドから越前まで、羽田か成田か分かりませんが、渋谷と新宿を経由して、
首都高に乗る場面まで挿入して向かうのですが、いま検索すると、小松に直行便あるやん、
と思いました。伊丹や関空のほうが近い気もしますし、なぜ東京を入れたのか謎。
でもなんで16時間55分もかかるんだろう。ソウル空港と成田or羽田経由なのかな。
(3)
キョッポ役の青年が、ほんとにキョッポの人でした。大学まで朝校とのことで、
やっぱあれは流暢なチョソンマルなのか。映画の役柄は、あんだけ喋れんのに、
なんでヒマ人やねんとは思った。翻訳業とかの設定なのかなあ。
田隆法
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E9%9A%86%E6%B3%95
(4)
韓国から日本へのワーホリなんか聞いたことなかったですが、
遠い親戚の在日コリアンが和紙作りなんかにも噛んでるので、それで、
という設定でした。かなり強引ですが、納得出来ないこともない。
しかしそれで介護職体験とか、
利用者さんの子息とそのヨメが全くそれを知らされてないとか、
その辺が、誰が見ても「無理がある」
(5)
元Ｊリーガーにしては少し線が細いかなと思いました。
サカナくんとか、壇蜜がいた。院長は、伊武雅刀じゃないし、誰だろう。
(6)
辛いだけで味がないと小言をいう場面。
ナベのスープに直接スッカラ突っ込んで味をみるなど、
ありがち日韓文化摩擦の場面はひととおりあります。
確か、パッチギ！公開時にネットで指摘されてたのですが、
通常こういう宗主国と植民地の出身男女を映画に出す場合、
韓国男性と日本女性のパターンが多かったのが、
塩谷と沢尻はそうでなかったので、新鮮だったとあり、
そのあたりからのスカートの風でしょうか、
この映画もイルボンチョンガーとコーリャンガールです。
(7)
実際の海外介護求人というと、
インドネシアとかフィリピンとかベトナムなんでしょうが、
それで、この映画みたく言葉もロクに分からないのに放り込んだり、
食習慣などの違いを無視して、郷に入ればみたいなことしたら、
それはかなり視るに堪えない映画になったと思いますので、
その意味で。「韓国」だったのだな、意図的に韓国を選択したのだなと思いました。
韓国なら何をしても韓国ということにしかならないので、助かる。
これが中国だと、平気で何して来るか分からないリミッターが、
もう少し振り切れてる気がする。韓国なら予定調和でなんとかなる。
(8)
男性被介護者と若い女性のヘルパーですので、誰しも、
「シモの世話」と「遺産ねらい」を考えてしまうと思います。
その意味で、気晴らしに連れ出す場面や、その結果悪化する場面など、
もう「韓国」でなければみな耐えられないと思います。
地上波で放送したら、その少し前辺りまでで、もう批判の炎上がピークで、
韓国が嫌いだからラインやらない人や、韓国はキライだがラインやる人が、
呉越同舟盛り上がると思います。そこで東尋坊連れ出し昏倒があり、
少し静かになりますが、その後で、
利用者さんを叩いたらダメでしょの場面があり、
クソジジイとハングルで呟く奴が何をきれいごとほざくかみたいに、
また揺れ戻しがあると思います。この場面はちょっとな〜。
(9)
韓国姐ちゃんはコーラばっか飲んでますが、何故か分からなかったです。
(10)
あと、紙職人の家にはテレビがない。これは少しびっくり。以上
