人形シリーズ 座間編
帰りの夜の相模線で、最後部の車両に座っていたのですが、なんしかジガバチというか便所蜂が入ってきたようで、本を読んでて気がつかなかったのですが、ふと顔を上げると、単線の上下線通過待ちの時に、若い車掌さんがつり革広告のあたりでぱっと両手を広げてつつみこんで、そのまま車掌室までもって帰って、車掌室の窓から外にべんじょばちを放してました。
ナイスガイだなあと思っていると、前の席のJK三人組の両脇が顔をあからめて、さかんに拍手の手ぶりをしてエールを送ってました。車掌さんがやってきて「今度の休み、おめこしたいけえLINE交換せえへん?」と尋ねたら、「イイデスぅ~」と許諾しそうないきおい、なわけはない。JK三人組の真ん中は爆睡してて、まるで気づいてませんでした。
行きの電車は行きの電車で、シルバーシートに座ったのですが、前の席になんしか手提げ袋が置き去りスにされていて、横に座った人は入れ代わり立ち代わりみな知らんぷりをしていたのですが、通りかかったカメとめのおばばみたいな人が異様な集中力でその手提げ袋に注力し、「むむむぅ~」みたいな感じで、そばに座ってた若い眼鏡の太った男性に、終点駅で、車掌に届けるけえつきあってくれへん? 見届け人になってほしいんじゃ、ワシパクった思われたらイヤじゃけえ、みたいな感じでつきあわせて、最後尾の車掌のところに歩いてゆきました。
隣の職場が日に日に発熱者が出て、そうなるとPCR検査で、すでにクラスタ認定されてもおかしくない数なので、私の職場から応援に駆り出される人も出るようなのですが、それでも足りなくなるくらい増えたりするのかしらんという… その一方で、職域接種はコンセント抜いて千回オジャンになるその十分の一以下しかワクチン確保出来ないし、日程も当初の十日前後から三日くらいに短縮されたので、スケジューリングが合わない人は遠慮して、市区町村のほうに望みをつないでちょ、みたく言われたので辞退したのですが、ごり押しして受けた人によると、あまりにワクチン少ないとのブーイングがあった途端、希望者分全員供給出来るようになったそうで、なにそれと思いました。受けたもん勝ち。
さらにいうと、市町村で接種する人には、職場から時間外手当一時間と交通費がつくのですが、自衛隊の大規模接種を受けに行く人には、それが適用されないんだとか。なんしか難しいなあ。私の市で、私の年齢の予約開始は八月十六日からです。どんだけつながりにくいかなあ。
昨日はラジオ体操とストレッチしました。平熱。結膜炎の症状なし。空咳なし。嗅覚あります。
ミャンマー料理、シャン料理店の冷たいお茶。
ナンピャーという麺は、ボロネーゼのような味でした。
シァンツァイの量が、茅ヶ崎あたりの農家から大量に入手出来る神奈川県に比べると、やっぱさびしいかなという。白いのは、たまごの白身です。スープ付き。
ナンピャーは、メニューの「နန်းပြား」のほうだと思います。もうひとつの「နန်းကြီးသုပ်」のほうは、ウィキペディアに「ナンジートゥッ」という名前で項目があります。
ナンピャーはシャン語なのかしら、とも思うですが、ウィキペディアによると、シャン語では、ナンピャーの「ナ」である「န」は「ၼ」という文字になるそうなので、「န」を使ってる時点で、なんだろうなあと思うです。
サテ(マトン)はもう少しガッカリで、ただの新中華の定番、羊肉串、ヤンロウチョワンです。仕入れルートがいっしょなんじゃいか。サテと名がつくからには、ピーナツ味噌であるべきじゃいかと思いますが、まんま中国の羊肉串、ヤンロウチョワンのクミンテイストです。シシカバブと言ってもいいですが、シシカバブと呼ぶには、あまりにこぶり。カンボジアのサテ(牛肉)はレモングラス風味とカンボジア料理店のメニューで拝見したので、サテ=ピーナツ味噌とも言えないと思いますが、マトンでクミンだと、なあ。まんまヤンロウチョワン。レモンを添えたところが、かろうじてオリジナルか。
メニューの、カッコにくくられたほうの名称、「ဆာတေး」がサテで、「ဆိတ်သားကင်」は、ミャンマー語のグーグル翻訳で、「山羊のロースト肉」でした。私にとって、タイ語よりビルマ語のほうが、字の識別がしやすいことに気づいてます。ハングルみたいにマルと棒が多いのと、パッチム的な組み合わせで表現することが多いのと、視力検査みたいな字が多いのが理由としてあると思います。でもまったく読めません。今のところ。書き写せるけど読めない人のことを何んというのか。
今日も、明日も、穏やかに、静かに、落ち着いて、平和に。そして、出来ることなら、自分も周りもみな、しあわせにすごせますように。