デビ夫人が出てきたのかと思いましたが、ちがった。
表紙煽り文句
仮面の下には、恐怖が潜む――
おてつだいのスージー、シルクハットのドクター、ユディットなど、常連キャラはぜんぶ出ます。
一ページ目の柱文句
ふと、グラデーショントーンが多いと思いました。たぶん何年もかけて、そうなったのでしょうし、デジタル作画(どこまでやってるか知りませんが)の影響もあるのかも。
終わりページの柱文句
仇敵・ユディットとまさかの共闘。おかげで不思議な事件も一件落着…? さて、次回の依頼は一体…!?
以下、ほかのマンガ感想。
ほんとに、なんでこんな本誌とベクトルが異なる表紙になったのか。
ほんとになんでか。二位の人が出ないのは、躍進を予測出来なかったのか、守りの小学館としてはおっかなくて似顔絵描けなかったか。毀誉褒貶が多く、まだ評価が枯れてない人ですし。
巻頭は芸妓まんが。インバウンド本格化すると、もうこんなふうにザギン歩かれしまへんと思います。バシャバシャ撮られて道ふさがれてもうて、おえん。
次号予告で、次号から婚活まんががはじまるそうです。なんというか、今号も、半分くらいメフィストというか怪と幽というかネムキというかのラインナップになってますので、どっちの路線で行くのか悩ましそうと思いました。編集部内で派閥争いがあったりして。
こんなまんがあるんですね。まあ、ドクターキリコも女性になったし。
誹謗中傷をバキみたいに描いてますが、開示請求して高額での示談を持ちかける展開でもよかったかも。
ゴーダまんが。
頁70
SNSは利用者に依存性が生じるようにアルゴリズムからきっちり設計されているんですよ。
だからIT企業のトップたちは自分の子供にはスマホを持たせなかったそうです。
スマホを持たないその子どもたちがほかの子どもからハブられる展開しか思いつかないのは下(げ)。頁74「わし以外の人全員幸せそうだよな。」みたいのは、実は私はほかの人のブログを見て回っても、まったく思いません。人間の顔とか安易に出してるのみると、オナクラクンがローカルフォルダに保存して「彼女さんデス」と真顔で周囲に見せたりしそうなので「やめろよ」としか思いませんし、旅行もイベントも食事も、一点集中で見るべきところがあるかないかだけしか気にしません。で、気が付くのですが、とつぜん不幸に陥った人のブログというか、不幸自慢が始まった人のブログって、互助会がみんな一斉にサーっと引いて、どっか行っちゃうんですよね。アクセス数だけは増えてるのかもしれませんが、それまでふつうにやりとりしてた相手がスルーし出す。その露骨さが、興味深いです。もちろん長年病気と付き合ってる人のブログなどは、更新頻度の問題もありますが、その逆で、逆境にめげずポジティヴなので、SNSでは皆さりげなく気にかけている。このブログは、ルーチンで長いので、アクセス数はともかく、スターとかはみなさんもうぼちぼちで、それでいいと思ってます。内容がすごいのにスターがつかないブログって、実は微妙な有名人のそれに多いのですが、私のこの日記はそういうわけではない。たぶんアクセス数がちがうので。
ギターまんが。1959年製ギブソンレスポールスタンダードの木材だけを三百万日元で譲ってもらう。それがどんなにすごいことなのか、猫に小判です。墓場までは持ってけないんだから、断捨離しちゃえばいいのにとしか思わず。あるいはどっかのギター博物館に寄贈しちゃう(もうすでにいっぱいあるということは、さすがにないはず)
四コマまんが。私も昨日、言い方がキツいと同僚と上司からクレームもらいました。月のおこづかいは今は五百円ではないです。
団地ともおのスタンド(幽波紋)まんが。私も左足の薬指を骨折したなあ。なつかしいです。
伊能忠敬まんが。ふと思ったのが、このペースで連載していて、ある日、ここまでしか描けてない! と、『風雲児たち』『ヒストリエ』のように焦り出したりしないかということ。不倫ネタとか、いるのかなあ。
波津彬子読み切り。幽霊画の話。ビッグコミック増刊ネムキ化計画。星海社が陰で蠢動してるということはないと思います。
山科剣豪四コマ。エトリ忍法に破れた服部半蔵。忍者まんが全盛期、けっこうみんな手裏剣を自作してたですが、手裏剣はシロウト、プロはクナイを自作すると、クナイを鉛で自作してた少年を思い出しました。クナイ、一個欲しいですよね、今でも。
怪談漫画。うしろの百太郎でおなじみ、こっくりさん。「チャーリー」という名前で登場してますが、エクソシストだと、キャプテンナントカと言ってたような。風呂マンガでも思いましたが、ここの編集部には、無類のJK好きがいますよね。エモいのかキモいのか。最後のコマは狙ったんだと思いますが、妻子持ちなのにいまだに彼女でオナってるんだよなあこの人、と思うのに夢中で、最初気づきませんでした。
動物四コマ。特になし。
漫画家が主人公のホラーコミック前後編一挙掲載。しかし次回はないという。このあとどうするんでしょう。この出版不況下に、編集がスランプの女性漫画家にカンヅメ用のホテルを避暑地に用意してくれるなんて、下心があるんちゃうと思ってたらやっぱり… というネタがボツになってるに1,000ペリカ。
娘がアイドルまんが。同級生のLINEグループがある中年男性というのが想像出来ませんでした。でも、ある世代にはあるんだろうな。娘のライブのチケットノルマ10人は編集者に頼ればよかったのにと思いました。大手なんだし、すぐだろと思うのですが、「娘を編集者に見せたくない」と強く思ったのかも。あと、同業者はだめなんですかね。漫画家十人。正直不動産の原作者とか、キバヤシの人とか、原哲夫とか、ああいう外見しばりで10人。
ちょっと不思議銭湯新人読み切り。昨年7月から東京の銭湯は¥520です。その前に描き上げてたマンガでお蔵入りレスキューだったら、こわい。ちなみに神奈川は¥530。
ゴルゴスピノフはフォークランド戦争秘話回顧。フォークランドといえば、エグゾセということばを知ったのがこの戦争でした。
以上