『白熱光』 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)読了

本屋でイーガンの新作を見つけ、買おうと思って少し検索したら、
これも読んでなかったので、先にこっちを読みました。
ゼンデギ (ハヤカワ文庫SF)

ゼンデギ (ハヤカワ文庫SF)

このペーパーバックサイズのシリーズは、何がしたかったのか。
ハヤカワ文庫もじゅうぶん高いので、違う判型にする必要ないと思います。

お話としては、私はディアスポラ挫折してるので、これも最初のPGっぽい用語がアレで、
そうそうについてゆくのをあきらめました。カニだか蟻だか分からない知的生命体が、
「男」とか「他人」とか喋るのもついていけない。訳の問題かもしれませんが。

5月に出た新作が、かつてのイーガンの魅力、
SFから遠ざかっていた人に手にとらせる魅力を備えた本ならいいなあ、と思います。
この本は、ディアスポラであった。

訳者あとがきで取り上げられた、作者ホムペの公式声明、
本書のレビューの半分は4つの間違いのうちどれかひとつはしている、
について、2は私もしました。1、3、4もしてるかもしれませんが、
そもそも2以外何を言ってるかさっぱり分からないので。
2は、どちらの生命体も「リクルート」という言葉を使うのがいけない。
片方は「とらばーゆ」「デューダ」「サリダ」のどれかを使えばよかったのに。

あと、私は映画アバターを見てないので、それで、ああダメだ、
ギブアップ、と根拠なく思ったことも書き添えておきます。以上