『俳優 亀岡拓次』劇場鑑賞

 厚木の映画館の会員になりました。町田駅まほろダイニングシアター*1も魅力的ですが(棒 一本八百円で観れるので、ラインナップ見て、けっこう見逃してたのやるので、四本観れば会員費元とってオツリが来るのは分かってたので、これならすぐかな、と思って会員になりました。それでまず見たのがこの映画。
公式 http://kametaku.com/

 明らかに低予算映画なのに、ホントにモロッコロケしたんですかね。鳥取砂丘ではあの光線は出せないと思いましたが。何かに便乗したのか。もっとお話しっかりしてるかと思いましたが、意外と妄想でした。二日酔いで現場に来て殺陣でゲロ吹く端役を大御所監督が絶賛とか、ただの妄想かと。
 たぶんスケジュールが空いてメシ食ってない時にロケ弁の余ったの拒否したあたりから、妄想が始まるという設定だったのかと思いました。ヴェネツィアグランプリの世界的巨匠*2オファーのシーンで寝てしまい、(これも妄想?)気がつくと三田佳子の胸を、知り合いのTL見てたら出て来た、プロモツイートのイラストみたくまさぐりあいしててビックリしました。
https://pbs.twimg.com/media-preview/724868874185879552/WWEmb8Ys.jpg
https://twitter.com/sunmarie_pr/status/724876579516588034
 諏訪の居酒屋、もっと客来るだろうと思いますが…地方なら客の来ない居酒屋も存続出来る、なんてのは日藝周辺の練馬とか豊玉人の妄想だと思います。主人公、あんなに飲み歩けるほど収入あるのかなあ。マネジャーもいるし。で、ガラケー。あと、カブなので下道と思いますが、プロジェクター画面がなんかデメキング連想して、嫌でした。公道撮影はホントに敷居が高いんですね。
 デメキングが嫌なわけでなく、なだぎが主演なので、すぐ友近連想するので、その辺がダメです、個人的に。映画だけを鑑賞出来ない。この映画の三田佳子見て、杉村春子ってこんなだったのかなあ、とか思うのはダメじゃないんですが。自分で自分の基準が分からない。

 主人公はですます調で喋る腰の低いまつ毛の長い人で、で、タバコはもらい煙草しかしない、いつも酒を飲んでいる、先に自分から「すいません」と言ってしまうタイプの人で、そうすることで相手にそれ以上追及させないオーラを出し、壁を作るタイプの人。彼が恋する安曇という女性は、すいませんなんて言わない脚本ですので、ホントそこを、ふくらましてちゃんとおはなしに、物語にしてほしかった。妄想はどでもいいです。

 主人公はいつも同じ服装で、マフラーしたまま飲むわけですが、小雪のちらつく冬に、カブ飛ばして西調布から諏訪に行った時だけ、小道具さんのミスではないと思いますが、襟巻してないので、とても残念でした。なんでそういう「やっちまった」があるかなあ。

 あとはなぜ山形なのか、かなあ。ドキュメンタリー映画祭とか、藤沢周平とか、関係あるのか。(諏訪の意味も分かりませんが、私の知人が孤独死した場所だからと思うことにしました)モンテディオ山形出して、鶴田真由出ればもっとよかったと思います。あと太田和彦。以上