神奈川近代文学館_絵本作家・西村繁男の世界展 \やこうれっしゃで出発!/


山手


これは一度行っておきたかったので。行きました。

前にも書きましたが、私が外国人に今週のお題「プレゼントしたい本」というか、
実際にプレゼントする本は、『やこうれっしゃ』『はじめてのおつかい』『はるにれ』
の三点セットと決まっているので…

やこうれっしゃ (こどものとも傑作集)

やこうれっしゃ (こどものとも傑作集)

はじめてのおつかい(こどものとも傑作集)

はじめてのおつかい(こどものとも傑作集)

はるにれ (日本傑作絵本シリーズ)

はるにれ (日本傑作絵本シリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1981/11/10
  • メディア: 単行本
はるにれはリアルタイムのこどものともで読んだので、作者のことば、
本州では電線が入らないような上手い素材構図がなかったが、
北海道はパウダースノーなので、ドカ雪が枝にみっしりみたいな絵が撮れなかった、
といった裏話をちゃんと読んでいて、面白かったので、個人的には、こどものとも傑作選は、
すべてそれを手に取るおとな向けに、作者のことばを再録してほしいと思います。

で、やこうれっしゃは、今はもうなくなってしまったから、だからこそいっそう好きで、
富山と大阪は一度ずつ夜行で行きましたし、大垣夜行とかはむろん、正確に言うと、
やはり一度乗ったサンライズ出雲はまだ現役で、石破はんも好きらしいので、
まだ夜行列車は日本にあるわけですが、でも、この絵本の世界ではない。
その意味で素晴らしい記録だと思っています。綺麗にひとつの時代を切り取っている。

で、展覧会で、おでんざむらいとか、むしむしれっしゃとか、原爆とか、
作者の世界を知ることが出来、よかったです。藤野のほうに住んでるんですね。
にちよういち、という絵本で土佐の日曜市を描き、実際にご出身は、
吉田類サイバラと同じ高知県だとか。そうか高知なのか。
わら半紙の下書きとかもよかったです。わら半紙、まだ売ってるんだろうか。
私もわら半紙に何か書いてみたい気になりました。
でも、作者の画材、日本画用ですか、それは無理。以上
<おまけ>

八百万の死にざま (ハヤカワ・ミステリ文庫)

八百万の死にざま (ハヤカワ・ミステリ文庫)

あと、上記は別の系統の人に贈る本ですが、あいにく、
受け取った人間が本が読める状態でなかったりとか、そんなんばっか。
山手
さらば、わが青春の『少年ジャンプ』 (幻冬舎文庫)

さらば、わが青春の『少年ジャンプ』 (幻冬舎文庫)

このジャンプ編集長もほんと妙な同姓同名ですこと。