月刊予約絵本〈こどものとも〉236号(1975年11月)『はないくさ』"A Quarrel of Fairy Flowers" - from an old Japanese "Noh" song. retold by Yasuharu Kobayashi and illustrated by Eizo Hirayama.再読

はないくさ (福音館書店): 1975|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

昨日、積ん読天声人語をふと見たら、最近私が写真を載せたマンジュシャゲヒガンバナ)と金木犀キンモクセイ)を冒頭に置いた、萩の花の記事が載っていました。そういえば萩の花って知らないな、どんなんだったかな、と知りたくなり、同時に、秋の花といえばなんだろう、コスモスが有名だけれど、コスモスは「秋の桜」と書くので、桜を見る会を隠喩でDISりつつ、萩が山口県であることも十分承知の介で記事を書いているあさっしんぶん編集子にとっては、秋桜を出すと話がブレて収拾がつかなくなるから出さないんだろうと推測しました。

そんで、そういえば、たしか、むかーしむかし、秋の花の精たちが髪の毛つかみ合いの大げんかする絵本があったなと思い、図書館検索すると、単行本化はされていなかったのですが、月刊が表紙ラミネート保存で所蔵されていたので、借りました。図書館、こどものともを全巻保存してるのだろうか(傷んだもの以外)すごいです。

能、否、謡曲の演目『花軍』を絵本にしたんだそうで、花軍のあらすじをちゃっちゃっとウィキペディアかなんかで出せないかなと思いましたが、ありませんでした。そして私は花軍知りません。

www.asahi.com

www.youtube.com

下記は、今年八月一日に京都で百年ぶりに演じられた花軍の記事。

www.sankei.com

花軍とは - コトバンク

はないくさ|福音館書店

昔、ある秋の日の京の都で、子どもたちが摘んできた花を比べあっていました。けれども、どれもオミナエシだったので、白菊を摘みにみんなで野原に行くことにしました。ところが、野原にあらわれたオミナエシの精は、子どもたちが白菊をほしがることに腹をたて、他の花の精たちも引きつれて、白菊を散らそうとします。そこにあらわれた白菊の翁は……。謡曲をもとにした物語です。

公式のあらすじはこう書いてますが、実際はみんなで行ったのではなく、六人中三人が野原に行きます。そしておみなえしは「おみなえし」とひらがなで書かれます。

画家の平山英三サンはウィキペディアないですが、文章担当の小林保治サンはあります。ところで、私は、自分のウィキペディアがもしあったとして、ちゃんとした情報だけならいいが、荒らされるといやだなあと思います。誰か、定期巡回してくれるような管理人システムがあって、永代供養料とかでまかなえればいいんですけどね。

小林保治 - Wikipedia

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左がおみなえしの精で、右が白菊の精。こうやって見ると髪形のちがいなど分かりますが、読んでるとどれも同じに見えます。そしてこの画家の人は、白目を白く抜かないで描く。

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おみなえし

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おみなえし

白菊は、秋の花として認識外でしたので、写真撮ってません。はたして、その辺に咲いてるかなあ。

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萩の花

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萩の花 この絵本に萩の花は出ません。白菊とおみなえしの戦い。朝顔と撫子は分かりますが、あとは何の花だろう。桔梗が見えますが、初夏の花なのに秋の花の仲間として登場してます。

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おはぎ。あんこ。

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きなこかな。ごまかな。

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こっちがきなこかな。

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今日はお彼岸の入りです。以上