削ったばかりのレールにさわる。
まだ熱く、どきっとするほど反射する。
レールの凹凸を削って、なめらかにする作業。
ほとんど知られていない仕事だと思う。
でも、これで電車の乗り心地は、激変する。
私は、削るときに出る火花が好きだ。
ちょっとした火花より美しい。
機械を扱う仕事についたのは、父の影響だ。
父は口にしないが、嬉しいらしい。
夜明けが近づいている。
さあ、もうひと花、咲かせよう。
こないだ中国語で、
相手を褒め合うと
いうレッスンを
して、いかに
日本人がほめるのが
ヘタか自覚しました。
謙遜というか、
ほめる下心を見破られる
のがイヤとか、
下心があると
思われるのがイヤとか、
いろいろで。
自下する必要もないが、おおげさに語ることでもない。
そういう感覚なのでしょうが、実は日本でも、
お金持ち、もしくはお金持ちの成れの果てほど褒めるのがウマい、
最近そう感じています。
日本人全部がセルフプロデユース下手というわけでもない。
これも文化資本、クラスのワザ。