新宿に行く用事をこじつけるために観ようと思った映画。
ヤフー映画で☆の数が4を超えていたのですが、私が観る頃には、そこまでの映画では云々、シネマート満席とはこれ云々というレビューが付き始め、今日時点で☆3.95までダウンしてます。ボヘミアン・ラプソディも恐怖の報酬鑑賞時点でさらに以前より☆0.01落として4.67(その後4.65)☆4.32のまま逃げ切ったウルヴァリンのグレイテストショーマンは偉大だったなと。エ・リンブロコビッチのワンダー 君は太陽も☆4.39ですが、「ワンダー 映画」で検索すると、ワンダーランド北朝鮮のほうが上位に来てしまうので困ります。
寝てた時間に登場したのかとも思いましたが、たぶん本編ではコーラを飲むシーンはないのではないかと。そのように、いろいろバイアスが加わってる気がしないでもないですが、あまり気にすると陰謀史観論者になるので、ほどほどでやめます。侯孝賢の悲情城市に悲情コーラを出したらどうだろうとか、それなら悲情ウーロン茶ではないかとか、思わないでもありませんが、それ以上は考えない。
この場面はありましたが、別にコーラの瓶は並んでません。コーラの瓶が出てくるのはニカウさんのブッシュマン。この映画でも、ジャングルのインディオ原住民の立派な壮年男子が伐採道路でおちょくりに来る場面があります。
これ、私の顔ですと言ったら皆信じてくれるでしょうか。こうしてネット上のなりすまし、別人格は作られてゆく。
さぁ!みんなも「命」をかけて
ニトロを運びに行こう!!
→ いざ、出発!
やっぱり戻る...
この北欧系ウクライナのユダヤ系監督の映画で観たことがあるのは、南欧系の移民神父が病院で寝たきりで母国語をぶつぶつ呟き続ける母ひとり子ひとりで、それとは関係なく、思春期の発育途上の娘がママのボーイフレンドで酔っぱらいのプレイボーイとふたりきりになってしまう一夜のあと、男は階段から転落してくびの骨折って死亡で発見され、娘には破壊神パズス(および日本の般若)が憑依して白いゲロを相手の顔に吐きかけたりブリッジの姿勢で呪音のように走り出す(以前からこっくりさんなどの一人遊びが好き)「エクソシスト」だけで、もうひとつの代表作フレンチ・コネクションも見ておけばよかったなと思いました。
この映画は劇場に正直に書いてあった前説によると、エクソシストで地位安泰になったフリードキン監督が莫大なお金を使って長期間かけて作った大作で、えてしてそういう映画は評論家の点が辛いので、公開時賛否両論で、スター・ウォーズの動員が衰えなかったこともあり(関係あるかなあ)わりと興行的に惨敗したんだそうです。なんとなくジョン・プアマンテイストを感じましたが、イブ・モンタン主演のフランス映画のリメイクだとかで、もともとの設定では産油国ベネズエラで何の問題もないのですが、ロイ・シャイダー版リメイクの舞台は、開発独裁の中南米なんでしょうが、ニカラグアのマナグアとか、ジャングルのはずがチリのフエゴ島の街と同じ名前の街とか、いろいろでよく分からないです。その国の偽造パスポートまで出るのですが、老眼でよく見え中田。
冒頭から、メキシコのベラクルスやエルサレム、パリ、米国のどこか忘れた町、と、登場する四人の流れものがふきだまるまでの天路歴程がじゅんばんに映し出されるのですが、スペイン語、ヘブライ語、フランス語のせりふに対し、一回も英語字幕がつけられず、つかないと英語圏の観客分からないだろうと思ったので、英語圏での上映は外国語のせりふは吹替だったのか、字幕だったが日本での上映に際して二言語字幕は煩わしいのでとったのかどっちだろうと思いました。
石油会社本社から派遣される、ビルの工事現場なんかで現場に入ってる会社や職人を見なければいけない、建築士の資格があってキャドも出来るがまあそういう職場配置になったので頑張ってね、のゼネコン社員的立場のひとが、石破そっくりでした。非常によく似てた。
ニトロは保管が悪いので水が沁み込んでて、振動でドカンなのでヘリによる空送が使えず、陸路はもっと揺れるだろうと思ったのですが、オガクズを敷き詰めた上に固定して載せて、それでジャングルの悪路でもなんとかなるだろうという展開でした。山中でのトイレとか食事とか睡眠の場面はありません。ラスト、非現実的な火星みたいな景色の場所を走る時、ラリラリみたいな描写になります。これもすべてベトナムの体験が投影されてるのか、あるいはユナイテッドステイツオブプロザックのなせるわざか。
エルエーだいそうさせんもフリードキン監督だったのですね。これも未見。以上
【後報】
あつぎのえいがかんキキ
(2019/3/31)