「30年後の同窓会」(原題:Last Flag Flying)劇場鑑賞


https://www.amazon.com/gp/video/detail/B075VHT416

A Vietnam veteran visits two of his fellow Marines to ask them with help in bringing the body of his son, a fallen soldier in Iraq, to Arlington. As they learn the truth about his death, they bond over the sore memories of their own troubled pasts.

https://en.wikipedia.org/wiki/Last_Flag_Flying
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/2/28/Last_Flag_Flying.pngアマゾンストゥーディオ映画。海老名のシネコンでやってた時、

日本語公式サイト story
男一人、酒浸りになりながらバーを営むサル(ブライアン・クランストン)と、破天荒だったミューラー(ローレンス・フィッシュバーン)の元に、30年間音信不通だった旧友のドク(スティーヴ・カレル)が突然現れる。

酒浸りの主人公ですか、見ておこうか、と思いながら、見れずじまいでした。それで、厚木に来たので、見ました。

アミュー映画コムシネマ公式のあらすじ
男一人、酒浸りになりながらバーを営むサルと、過去を捨てて牧師となったミューラーの元に、30年間音信不通だった旧友のドクが突然現れる。

サルさんは左側のしとで、サルバトーレ(救世主)だからサル。別に酒浸りではないです。飲むのもビールだし。配給元の宣伝のミスリードにやられたです。原題と邦題の違いといい、だいぶ加工したなと。真ん中のしとは蚊の鳴くような声でさべる人で、インターネットも、このしとのはっちょんだと、「イナーネッ」になります。右の、モーフィアスバプテスト教会のプリーチャー(牧師)が、アルコホリックと言っていましたので、アル中です。字幕だと「元アル中」となってましたが、説明は割愛します。水をおいしそうに飲みます。奥さんとは教会で知り合いました。
左が日本語版ポスター。

涙をみせられる、友はいますか?
息子の遺体を故郷に連れ帰る旅に誘ったのは、
30年間音信不通だった友。
再会の旅は三人の心から剥ぎ取っていく。
悲しみと罪悪感、そして寂しさも。

ヴェテランなので、挫折感というか、忠誠に対する不信が人生から取り除けないわけで、そこに息子世代の中東戦争が絡むと。ほんとうの死因と、虚飾の英雄譚の差分は時代を越えていつの戦争にも存在し、差分を知ることは不信感を生み、さらにはヒステリックな反発をも生むという。舞台は2003年です。サダムフセイン捕獲場面が出ます。国内線の空路を使わないのは9.11の余波なのか。アムトラックの列車で、ワシントンくんを四人掛けに同席させるあたりから少し寝てしまい、途切れ途切れで、ボストンなんだかニューヨークなんだかの場面がよく分からず、気がつくと大竹しのぶそっくりのミス・ハイタワー(そう呼ばれてた。「マム」とも呼ばれてて、「ミス」と「マム」は矛盾しないんだなと、改めて頭の体操しました)との面談の場面になってました。なので、具体的な彼らのトラウマが今一つ分からず映画につきあった勘定です。

http://atsugieiga.com/last-flag-flying/

30年後の同窓会 Story
6才のボクが、大人になるまで。」のリチャード・リンクレイ/リー\監督が12年もの歳月をかけて描いた“50才のスタンド・バイ・ミー
悲劇がもたらした親友たちとの再会だったが、それをきっかけに3人の人生は再びうごきだす。
3人の名優がおりなす愛溢れる物語。

下は、公式にあった、ロードムービーの地図です。これを見て初めて旅の概要が分かりました。アメリカの地理なんてチンプンカンプンですから。ノーフォークがサルズグリルアンドバー、リッチモンドバプテスト教会、アーリントン国立墓地及び戦没者慰霊施設、ドーバー空軍基地、ポーツマスポーツマスカンボジア国籍確定申告と納税もカンボジア
http://30years-dousoukai.jp/img/abt/cast/map.png
でも上の画像もいつか消えるでしょうから、参考にして作ったグーグルマップも貼ります。

ドーバーまでがサルの車での旅。

ポーツマスまではアムトラックとかタクシーとか。

アムトラック Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF
アムトラック公式
https://www.amtrak.com/home.html
Portsmouth Naval Prison Wikipedia
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/58/Portsmouth_Naval_Prison.jpg/525px-Portsmouth_Naval_Prison.jpg
https://en.wikipedia.org/wiki/Portsmouth_Naval_Prison

ファンタジーくさいのですが、あまりこの映画に貧困はないです。大人のアムトラック旅してみませんか、みたいな。一度もシャワーとか浴びてないだろうに、いつも服を着かえていて、初老ですがくさくなさそう。バッグとかもあまりなくて手ぶらっぽいので、着替えも? ピザばっか食ってますが(ハンバーガーでなく)あぶらぎらない。
星条旗のたたみ方とか勉強になりました。私はいつもひとりで旗たたんでしまうので、こうした儀礼は初めて見ました。三角形にするんですね。ユアカントリーフラッグとゆって渡していて、ステイツフラッグとかネイションフラッグとかだとまた意味がアレなんだろうなと思いました。
それから、乳がんを、ブレストキャンサーと呼んでいて、さくらももこはまだ記憶に新しいですが、ティティキャンサーなわけないし、英語だとなんていうんだろうと疑問に思いつつ検索しなかったことを思い出しました。
このお話は戦争での死ですが、たとえば息子さんが深夜車を運転して電柱に正面衝突して死んだそのお父さんに、息子さん酔ってたんですか、なんて聞けないわけで、そうやって考えるとシビリアンの世界にも、こうした事態はおこりえるとも思います。後悔。その時蚊の鳴くような声の、中年になったかつてのティーネイジャーが、連絡取ろうとしたのは、いまの知人でなく、過去の、体験を共有したワルフザケ仲間だった、というところから出発するファンタジーロードムービーです。それくらいでしょうか。以上