今日は元宵節です

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座間

"节"という「節」の簡体字は、竹冠を草冠に変えている点が非常に紛らわしいのでやめてほしいです。タケカンムリ、ジューズトウのままでいいじゃないデスか。無理にツァオズトウに変えて何になるです。簡体字の「簡」の簡体字である"简"任然是竹字头,也不变成草字头。你很笨还是你很苯。

今日は旧暦の小正月で、かつ元宵節で、すっかり忘れてました。

baike.baidu.com

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湯圓(汤圆)を、これは元宵でござると暗示をかけてごっつぉになりました。

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湯円

湯円 - Wikipedia

ついでなのでほんの少し中国語というか、拾って来たよもやま話。

・中国の若い世代はショッピングモールを"damaoer"と言うが、これは漢字のない単語で、大mallとでも表記するしかない口語だそうです。現時点では書く時はまだ"購(购)物中心"と書かんならんとか。

・北京でもかつては宮廷献上米が作られていて、西太后などはそこの米しか食べなかったと聞き、どこならと探しましたが、明代の頤和園の論文しか見つかりませんでした。

https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20190219223019.pdf?id=ART0008672210#page=2

PM2.5を北京風にはっちょんすると、ピーエムアールディアルウーになることを知りました。"点"はer化するですね、そういえば。

・今年の春節の北京は、五環路以内はホントに一切爆竹が鳴らされなかったそうで、マスコミもけっこう報道してたそうですが、`売らないわ売らせないわ持ち込ませないわで、検問取締持物検査で水際阻止してたとか。だいたい大規模商店以外、アパートの一階で雑貨売ってたような小卖部杂铺のたぐいはすべて取り壊され、蟻族が住んでいた地下ゾーンも火災による死者が出たなどから立ち入り禁止?となり、今でもサンザシの砂糖漬け、糖葫芦(蘆)を自転車で売りに來る人がいるか知りませんか、そういう自転車のボロクズ回収とかも進入禁止となり、静かな北京が実現されたとか。

www.xinhuanet.com

北京五環路 - Wikipedia

それでまあ通勤者は遠方から通って働くしかなく、そういう彼らが帰宅する場所、邱永漢が、大陸はなんぼでも土地があるので日本的な地価上昇ロジックが通用しないと嘆いたような大郊外の住宅団地は、寝に帰るだけの場所なので、"睡城"と呼ばれてるそうです。銭鐘書もビックリ。ベッドタウンといえばベッドタウン上尾事件

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www.kaixian.tv

郊外他省から北京に通勤する人たちの列を構成する鉄の柵を見て(貼ってから五年前の記事と気づきました)、私が見た時代はもう人は並んでなかったけど、香港境界、羅湖にもこんな柵が万里の長城の如く長く長く、がらんと無人状態で存在してたなあと思いました。ネパールとチベット国境の、ダムだかタトパニだかにもネパール人の出稼ぎの行列がありましたが、こんな柵はなかったかと。今はどうか知りませんが。

睡城 - 维基百科,自由的百科全书

明日も、穏やかに、静かに、落ち着いて、平和に。そして、出来ることなら、自分も周りもみな、しあわせにすごせますように。