都内某所のガチ中華がタッチ式のメニューパネルを導入していて、そのハードウェアがホワウェイでした。ザギンのラッカ1號はお客にQRコードを読んでアプリ入れてもらって、そこからのオーダーでしたが、こっちのほうが気が利いてると思います。ガチ中華に迷い込んだ邦人が文字通り指さし注文出来る。
チラシの作品紹介。改めて読むと、トランプサンの時にいろいろあったんですね。もうすっかり忘れてます。バイデン時代のことかとばかり。
この映画は、たぶん動画配信の時はやってなかった、ホワウェイ社員サン登場時に、字幕で日本漢字読みの人名をつけてます。ゲストトークで竹内サンは、在日中国人ユーチューバーがネトウヨから「カエレ」とか書き込まれることに触れ、「俺なんか両方からだもんな~」と言ってましたが、中国人名の日本語読みを字幕につけたのは、そのへんでなんか気配りしなくてはならなかったんだと思います。まあ私はツームーのチベット名が出て来るかどうかも見てないわけですが、この日本語表記に関しては、なんでやろうと思ったの? と聞いてみたいです。
で、この日本語表記ですが、竹内サン含む日本語ネイティヴがぜんぜんチェックしていないか、または連日夜十一時までの編集作業で眠くてなんもかんもスルーしていたかが明白で、珍読み誤読の続出でした。おそらく自称日本語が出来る中国人が自信満々で日本語読みをあてたんだと思いますが、なかなかでした。
①「日東」というイイ名前の人が出るのですが、「ひとう」と読みがつけられていて、まずそこで鼻血ブーでした。「にっとう」だよ!!!日本が誇る紅茶メーカーの日東紅茶は、ついったが@nittoh_teaで、インスタが@nittohblackteaでしょう?「ひとう」じゃないんデスヨ。
ネトウヨ的には、山中峯太郎センセイの「我がニットーのケンキョージ」くらい知って桶!てなもんなのだと思います。
これは、音読みでいいのに、なぜか訓読みで読んだ例。
②フルネーム忘れましたが、「江」の字がつく人が出て、読みが「え」でした。"Jiangzemin"《江沢民》は「え・たくみん」ナンデスカ? ちがうだろー、お前が私を狂わせる(略 「こうたくみん」ですよね。だから「こう」と読みをつけないとダメです。竹内サン流の言い方をすると、”这是你的错误!非常非常大的错误!“てな感じで。あれですかね、下記があるので、「え」と読まないと、右傾無形の日方の圧力があると思ったんでしょうか。
これも、音読みでいいのに、なぜか訓読みで読んだ例。
③「羅」を「ロ」と読ませていて、「羅」は「ラ」なのですが、これは《罗小黑战记》という大陸コンテンツを日本展開する際、広告代理店なのか大陸の闇のパワーなのか知りませんが、「ろしゃおへいセンキ」と、人名は北京語のへんな訛り、「戦記」は日本語読みで読ませていて、年端もいかない東瀛のよいこたちに何かを植えつけようという戦略(気の長い百年大計)の一環だと思われ、「ホワウェイ百面相」もそれに一枚のったのかなあと。これに関しては、やめなはれとしか言えない。〈罗〉は"luo"「るぉ」と読むべきなので、「ろ」と言うと、中国人に通じないおそれがあります。ないと思うんですが、"lou"に聞こえた場合など、ときどき。
これは、日本の音読みをなぜか理解していない例。
④士雲サンという人が出て、読みはまあ「うん」で合ってるのですが、漢語の会話部分の日本語字幕がチャンと日本漢字の「雲」になってるのに、人名紹介の字幕では簡体字の〈云〉になってました。眠かったんでしょうが、てきとうだなあ。と、思いました。
これは、簡体字と日本漢字をごっちゃにしてる例。
⑤「盈」という、なかなかこれは日本人でもフツーに暮らしてると読めない漢字名の人が出て、読みが北京語の「イン」そのままになってました。ネットのWiktionaryで日本語読み調べるのサボっただろ、と思いました。これは日本の音読みだと、「えい」です。なぜ私がこれを知ってるかというと、湘南ベルマーレのホームゲームを見に平塚陸上競技場、BMWス改めレモンガススタジアムに向かう途中、郵便局と総合格闘技ジムのそばに、《盈満楼》という中華料理店があって、「エイマンロウ」と正しい日本語の音読みのルビをつけてるのを見てるからです。
盈満楼 (エイマンロウ) - 平塚/中華料理/ネット予約可 | 食べログ
和の夢のミナサンもレモンガススタジアムで、1995年には広東で開幕前キャンプをして固い芝でいろいろあったこともある湘南ベルマーレの試合を、是非!
これは、どうせ日本で日常使いしない漢字だから、北京語でそのまま行っても、バレねーだろー、と思ってそうな例。
⑥映画を観てから一ヶ月以上時間が経ってしまったので、もうこれくらいしかメモを見ても思い出せないのですが、あとつけくわえるとすれば、竹内サンが、日本語のナレーションでも中国人の人名を漢語、北京語で読んでいたことです。これは、彼が在中なので、在中邦人はほかの外国人とのやり取りもありますし、そうなってしまいがちなので、無理もないことではあります。しかし、中国人としては日本にそうさせたいことなので、その点に関して、やってくれたよという感じ。それなのに日本語読みの字幕説明をつけて、いや、それだから日本語読みの字幕説明をつけたのか、まさに「俺なんか両方からだもんな~」と愚痴が出るシチュエーションを自力更生で構築してました。なんだかなあと。
これもなんかうまくて、最初のうちは人名呼ばないんですよ。広東の訓練基地の教官なんかは名前で呼ばない。次は日本なので、日本名の人を日本語で読んでるだけ。その次のエクアドルのホワウェイ社員が「聡」の付く名前の人で、これに「小」をつけて愛称にして、《小聡》"xiaocong"シャオツォン、シャオツォンと呼ぶんですね。愛称だからまあいいかなあと思っていると、次のグアテマラではもう下の名前フルネームで北京語読み。で、以降それが続く。
別にそこまで企図した演出でもなく、偶然なんでしょうが、導入ウマい、それだけにコワい、とも思いました。以上