なんで買ったのか忘れてまして、BARレモンハートで紹介されてたからかなと日記を検索し直しましたが、レモンハートで紹介してたのは「情婦」でした。日記に書いてませんが、もう観てしまったはず。当該シーン覚えているので。
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で、この映画を観ようと思ったのは、映画「メットガラ」Met-Gala2015 "中国:镜花水月"で、アンナ・メイ・ウォンを取り上げていて、その彼女が出た映画で入荷可能だったのがこれくらいだったから、でした。メットガラの日記読んで思い出しました。
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この映画の黃柳霜さんもたいがいな役なのですが、ナイフで乙女の童貞をとりもどす展開ですので、矜持は保てたかと思います。この映画はマレーネ・ディートリッヒのための映画だそうなので、ディートリッヒはとにかく綺麗です。演技も面白いです。今こんな演技する人、アメリカにも欧州にもいないだろうと。この顔でコケティッシュというかなんというか。'80年代の少女漫画家って、けっこう彼女の映画観てたんだろうなと。
で、これくらいの時代の映画って、安く買えるのはいいのですが、安い映画って、字幕が不安で、この映画は、字幕も不安ですが、漢語以外に仏語の会話がけっこうあるのですが、ぜんぜん字幕で区別をつけてなくて、そういうとこちゃんとしようよと思いました。ドイツ人も出て来るので、彼がどこかでドイツ語を喋っていたかもしれません。中国語は、北京語喋る奴は北京語、広東語喋る奴は広東語で、どうせ英語圏の観客は分からないんだからいいや、の世界です。当人同士も通じてなかったかもしれない。何しろ1932年の映画ですので。上海語や閩南語の奴もいたかもしれませんが、そんなの分かんないです。ほかの東洋人が言語になってないハナモゲラ語を喋っていても分からないかな。
字幕はオン・オフ選択不可で、勿論日本語以外の字幕も選択出来ません。こういうのにコストかけても売れないんだろうな。配信のほうでこういうことを出来てくれたらうれしいようなうれしくないような。82minと短いので観ました。IVCのを買ったので、始まる前に淀川長治が解説してくれる特典映像があるのですが、最晩年という感じです。
こうしてお金をかけずして休日が終わり、風呂入ってひげをそります。以上