神奈川近代文学館 常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち 第3部 太宰治、三島由紀夫から現代まで」&「神奈川の風光と文学」鑑賞

常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち」第3部 太宰治、三島由紀夫から現代まで | 神奈川近代文学館

いきなり太宰で、デカデカとした自筆とか宿り木で足組んだ写真とか出て、太宰いらんと思いました。

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次が安吾で助かりました。安吾の字は丸文字でした。こないだ見た世田谷文学館横溝正史海野十三の生原稿がとにかく読めなかったので、安吾は読めるなと思いました。その次の島尾敏雄も読みやすかったですし、五木寛之はもっと丸文字でした。戦後の作家は総じて読みやすいのだなと。

三島ユキオの神奈川ゆかりの作品はこないだ讀んだ『午後の曳航』で、制作ノートや取材ノートがあったので、読んだ時意味がとれなかった乾ドックの英文ラクガキもメモってあるかなと目を近づけてよく見ましたが、開いたページには書いてませんでした。

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その次の渋澤龍彦は、以前なら特に何も思わなかったのでしょうが、パートナーの矢吹澄子について知った後でしたので、顔も見たくない感じで、こんなもん神奈川に置いてんじゃねえと思いました。鎌倉の汚点。

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山周は、『季節のない街』を山谷だと思い込んでいたのが、寿だよと知らされて、アタマをガツンと殴られた感じです。『青べか物語』が浦安だから、続編もそれに近い場所と考え、じゃー東京東部の山谷、くらいに思ってました。寿だったとは。

開高健は私にとっては小松左京と同類項の、関西のお大尽知識人(貧困で苦労した人もいますが)の系譜につらなる人で、芦屋小雁桂枝雀なんかもおなしと思っています。だから、関西から出ない、もしくは関西に帰った方が面白かったような。

石原慎太郎は、難解?で酷薄な文学を書くわけで、当日は特に感想はないかったのですが、今回の総統選の結果だかゲーフラで、『NOと言える中國』(原題:"中国可以说不")のパクリなのか、「台湾説不」とあったのを今、しみじみかみしめています。

今、庄野潤三のオニイサンのエッセー読んでますが、オニーサンがゲーテッドシティ帝塚山なのに、潤ちゃんは生田なんですね。河童大王(先代)

その次が逆ハン愚連隊。五木寛之は、中国仏教紀行が積ん読状態だったか、図書館に寄贈したかです。次がRyu's Bar 気ままにやな夜で、この人は福生の米軍ハウスのイメージが強いのですが、コインロッカーベイビーズは横浜なんだそうで、横浜のコインロッカーだったのかと、愕然としました。愛と幻想のファシズムの、脂身しか食べない健康的に太ったおっさん(オカズクラブ)が神奈川かどうかは分かりませんでした。前世紀の中国辺境の豚肉は、日本では切り取ってしまう脂身もくっつけて一斤幾らで売るので(脂身をのけると一斤幾らが高くなる)私はこの小説のように、脂身ばかり食べて暮らせるか試したことがあり、結果からいうとそれは無理でした。やはり横浜郊外が舞台という『テニスボーイの憂鬱』は未読でしたので読んでみます。

で、その次、島田雅彦が、堂々神奈川ヅラして、インスタ映えする写真で登場し、やめてーと思いました。神奈川モチーフ?の代表作が『彼岸先生』だそうで、夏目漱石の『こころ』のパロディなんだそうですが、伊集院静の『いねむり先生』のパロディも書けばいいのにと思いました。また酒が普通に飲めるようになるアル中の神話。

さいごが、韓国文壇からナマイキと叩かれたゆうみりで、この人も神奈川なのかと思いました。横浜ということですが、横浜だか川崎だか分からない綱島近辺なのか、それ以外の場所なのか、どうなんだろう。『フルハウス』読んだことないですが、読まねばいけないのかなあ。悩むなあ、と。

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こっちは、前にも見てるはずなのですが、ビジュアル面が強化された感じで、立原正秋の釼﨑とか、事実と小説の差異はパネルになってないわりに、実際の岬の写真があったりして、いいね、って感じでした。

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阿部昭『司令の休暇』は以前も読もうと思ったかもしれません。くげぬまなので。結局まだ読んでません。芥川のトロッコは湯河原なんだとか。牧野信一『父を売る子』も読もうと思ったかなあ。未読。佐藤春夫『田園の憂鬱』の舞台は鉄と書いて「くろがね」と読むあの地名で、ようするに桐蔭学園があるとこじゃんかと思いました。こないだもラグビー高校選手権優勝で、やきうも強豪ですし、そんなところで田園の憂鬱と言われても。

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佐藤春夫『病める薔薇』という作品は、薔薇、バラと書いて「そうび」と読ませます。カッコいいと思いました。

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以上